出版社内容情報
天然痘、コレラ、インフルエンザ、そして「疫病の後」──繰り返し襲いくる見えない恐怖を描いた作品7編。コロナ・パンデミックとその後の時代を生きるための指針となる一冊。
内容説明
天然痘、コレラ、インフルエンザ―突然襲いくる見えない恐怖。神罰論、環境説、帝国主義、性差別、戦争などと絡み合い、記憶と忘却の狭間で人類社会に大きな禍根を残してきた疫病を描き、コロナ・パンデミック後の世界を考える指針となる七編。
著者等紹介
キプリング,ラドヤード[キプリング,ラドヤード] [Kipling,Rudyard]
1865‐1936。インド生まれのイギリスの作家、詩人。英語圏で初のノーベル文学賞を受賞。『ジャングル・ブック』や『キム』などのインドを舞台とした作品が有名。短編の名手とも言われ、帝国主義や愛国主義の枠に収まらない、複雑で難解な作品を手掛けた
ポーター,キャサリン・アン[ポーター,キャサリンアン] [Porter,Katherine Anne]
1890‐1980。アメリカの作家。デンヴァーで新聞記者をしていた時にスペイン・インフルエンザに罹患。波瀾万丈な人生を歩む
バラード,J.G.[バラード,J.G.] [Ballard,J.G.]
1930‐2009。イギリスの作家。上海の共同租界に生まれ、日本軍の捕虜収容所で幼年時代を過ごした。1960年代SFに新しい波をもたらした立役者の一人
ポー,エドガー・アラン[ポー,エドガーアラン] [Poe,Edgar Allan]
1809‐1849。アメリカの作家、詩人、批評家。ゴシックロマンス、ミステリ(探偵小説、推理小説、犯罪小説)、SF、ホラー、冒険小説など実に様々なジャンルの作品を手掛けた。そのジャンルの多くを開拓したと言われ、後世の作家に多大な影響を与えた
ホーソーン,ナサニエル[ホーソーン,ナサニエル] [Hawthorne,Nathaniel]
1804‐1864。アメリカの作家。アメリカ・ルネサンスを代表する作家の一人。代表作の『緋文字』は姦通文学として日本でも有名。マッド・サイエンティストものなど医科学を題材にした短編も書いている
ストーカー,ブラム[ストーカー,ブラム] [Stoker,Bram]
1847‐1912。アイルランドの作家。現在では代表作である怪奇小説『ドラキュラ』によってのみ記憶される。名優ヘンリー・アーヴィングの劇団の秘書を務めながら小説を執筆
石塚久郎[イシズカヒサオ]
1964年生まれ。専修大学文学部教授。英国エセックス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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