平凡社ライブラリー<br> “3・11”はどう語られたか―目白雑録小さいもの、大きいこと

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平凡社ライブラリー
“3・11”はどう語られたか―目白雑録小さいもの、大きいこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582769142
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

出版社内容情報

〈3.11〉直後、メディアに溢れた「非常時」の言葉たち。誰もが「強いられるように語った」言葉の泡をリアルタイムに掬い取った、稀有の批評。『目白雑録小さいもの、大きいこと』再編集版。

内容説明

東日本大震災と福島原発事故から10年。言葉による体験を風化させないために―。震災直後からメディアに溢れた「ありふれた言葉」を収集=引用した、稀有の記録。

目次

小さな神話、大きな神話
「原発はバクハツだ!」そして、様々な神話
様々な神話、さまざまな液状化現象
様々な言葉、言葉…1
様々な言葉、言葉…2
マッカーサーと「雨ニモマケズ」
マッカーサーと「ジェロニモ」1
マッカーサーと「ジェロニモ」2
「ジェロニモ」と「アルカトラズ」1
「ジェロニモ」と「アルカトラズ」2
様々なる意匠、あるいは女であること1
様々なる意匠、あるいは女であること2
様々なる意匠、あるいは男であること
様々なる意匠、男たち、少女たち、1
様々なる意匠、男たち、少女たち、2
様々なる意匠、男たち、少女たち、3
水撒く人々
水撒く人々と「ありふれたファシズム」
「非常時にはことばが失われる。」
「種蒔く人」たち1
「種蒔く人」たち2
「種蒔く人」たち3
「自粛」と「ことばの戒厳令」
アレクセイ・ゲルマンの死、そして…1
アレクセイ・ゲルマンの死、そして…2

著者等紹介

金井美恵子[カナイミエコ]
1947年、高崎市生まれ。小説家。67年、「愛の生活」で太宰治賞次席に入り作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説に、『プラトン的恋愛』(泉鏡花文学賞受賞)、『タマや』(女流文学賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あ げ こ

15
感嘆する。その鋭さ、あまりにも鋭くて、執拗で、刺激であり過ぎて呆然とする。痛快さよりも深く、痛みに、苦しみに、衝撃に近い。幾度となく頷く。幾度となく思い当たり、高揚する。幾度となく思い知らされ、思い知った事の快不快(今回は断然不快が多い)に逐一動揺する。明らかにされる事。違和感やずれの正体を、姿形を。そこかしこに存在する構造とやり口の、如何に欺瞞的であるかを。それは苦痛であり、喜びであり、めまいさえ覚えるような。…〈自戒をこめて、言葉と記憶の風化というより、言葉による体験を風化させたくないと思うのです。〉2021/03/15

モリータ

5
◆2021年3月平凡社ライブラリー刊。『目白雑録5 小さいもの、大きいこと』(2013年朝日新聞出版)の再刊。『日々のあれこれ 目白雑録4』(2011年同刊)のあとがきを冒頭に、「平成は終わる うやうやしく―令和に寄せて」(2019年5月朝日新聞掲載)を末尾におく(加えて平凡社ライブラリー版あとがき「決して古びない言葉たちによせて」と鈴木了二による解説も収録)。底本の初出は『一冊の本』2011年6月号~2013年5月号の連載(24回)で、「あとがきにかえて1・2」も収録。◆底本は既読だが記憶なし。2024/01/16

justdon'taskmewhatitwas

3
実質『目白雑録5』の文庫化だが身辺雑記ではなく震災後2年間のメディア評である。未曽有の災害に「言葉を失った」と言いながら平然と溢れた(カッコイイ)言葉たち。原発史の中の太陽の塔、歌枕「末の松山」、金子みすゞとtwitter詩人、「文学者の戦争責任」と〈原発を「許容していた」私〉、そして高橋源一郎の『非常時の言葉』etc. 次々と引用され傍点を振られ俎上に載せられる。それを痛快!と呼べる程優れた読者ではない自分はただただ冷汗をかきながら、浮つきから戻って「これでバランス取れたなあ」とか思っている・・・。2021/05/01

読書家さん#h0Jsr2

0
非常におもしろかった。2021/04/17

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