平凡社ライブラリー<br> 私の絵本ろん―中・高校生のための絵本入門 (新装版)

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平凡社ライブラリー
私の絵本ろん―中・高校生のための絵本入門 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582769029
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0371

出版社内容情報

『スーホの白い馬』などで知られる国際アンデルセン賞受賞の絵本作家が平易な言葉で語る絵本論。自著創作秘話や評論など絵本への愛と創作への熱意があふれる名著、新装版。

内容説明

「わかってもわからなくても、シカとした本質的なものをみせることが大切だ」『スーホの白い馬』『かさじぞう』『だいくとおにろく』―日本ではじめて国際アンデルセン賞を受賞した絵本画家はいつも子どもを楽しませようと考え、子どもの絵本を読みとく力を信用していた。“良い作品はなぜ古くならないのか”という創作の根源的な疑問を平易な言葉でときあかす、日本の絵本の歴史を拓いた第一人者による絵本ろん、新装版。

目次

エッセイ(絵本風土ろん;湿度文化ろん;私とE・T;文学への想い;ウソのおもしろさ;ストーリー・テリングと絵本;じいさん、プラハへ飛ぶ;雪の祭典;八方やぶれの展開)
絵本のできるまで(画室から)(『そら、にげろ』;『へそとりごろべえ』;『つるにょうぼう』;『お月さん舟でおでかけなされ』;『春のわかれ』;『シャエの王女』;『ゆきむすめ』;『そばがらじさまとまめじさま』;『したきりすずめ』;『てんぐだいこ』;『やまたのおろち』;『ねずみのすもう』)
評論(絵本・状況と批評;絵本界を見る・一九八一年;絵本界を見る・一九八二年)
紀行記(中国貴州苗族探訪)
受賞挨拶(国際アンデルセン賞画家賞授賞式挨拶;国際アンデルセン賞授賞パーティ挨拶)

著者等紹介

赤羽末吉[アカバスエキチ]
1910年、東京都生まれ。32年、旧満州(現・中国東北部)に渡る。わずかな期間を除き、独学で絵を描く。満州国国展で3回特選入賞。47年帰国。その後アメリカ大使館に勤務のかたわら、挿絵・絵本の仕事をする。61年、『かさじぞう』(福音館書店)でデビュー。以後、『スーホの白い馬』『だいくとおにろく』(ともに福音館書店)などを発表。絵本制作とともに、西川流宗家一門の舞踊劇の舞台美術を手がける。65年、『ももたろう』(福音館書店)と『白いりゅう 黒いりゅう』(岩波書店)で産経児童出版文化賞を受賞。その後も国内外の賞を多数受賞し、80年にはその業績に対して日本人としては初めて国際アンデルセン賞画家賞を受賞。82年には『絵本わらべうた』『そら、にげろ』(ともに偕成社)で、ライプチヒ国際ブックデザイン展金賞を受賞した。生涯80冊の絵本を遺した。90年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鳩羽

7
たくさんの絵本を残した絵本画家、挿絵家の著者によるエッセイ、旅行記、自作評、絵本の評論などをまとめた一冊。氏の絵本画家としての意識は、国際アンデルセン賞のスピーチによくまとまっているように思えた。風土からくる日本的な美意識、過多になるきらいもある情緒性、大陸的なスケールには乏しいけれど、湿度から滲むような繊細な色彩感覚。絵本は大衆的なものであるが卑俗になってはいけない、というのは覚えておきたい。絵はたとえ事実と異なっていても、イメージを結ばせるための脚色は、またひとつの真実となるのだなとも思った。2021/01/16

Alm1111

4
「私は子どもの絵本は量産される、きわめて大衆的なものだと思います。しかし大衆的だからといって、卑俗なものにしてはならないと思います。質の高いものが庶民のすみずみまでひろがっていることが、すぐれた国であり、ほんとうの文化だと思います」赤羽末吉の言葉、本文より。今も巷にぬいぐるみの様な絵が子ども用の絵本として溢れかえっている。まるで子どもが何もわからない愚か者のように。とんでもない。幼い者こそ忖度なく良いものを見分けられるのだ。2023/09/16

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