平凡社ライブラリー<br> 柳田國男民主主義論集

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柳田國男民主主義論集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582768855
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0330

出版社内容情報

「憲法の芽を生やせられないか」。経世済民の学として民俗学を興した彼の根底には、常に日本国憲法に通ずる精神が流れていた──。民主主義の推進者・柳田國男を読み直す。


「憲法の芽を生やせられないか」。経世済民の学として民俗学を興した彼の根底には、常に日本国憲法に通ずる精神が流れていた──。民主主義の推進者・柳田國男を読み直す。











内容説明

経世済民の学として民俗学を興した彼の根底には、常に日本国憲法に通ずる精神が流れていた―。「憲法の芽を生やせられないか」。生涯最後となった講演でのつぶやきに至る足跡を、大正デモクラシー・普通選挙導入期から戦後の社会科・国語教育論までたどり、民主主義の推進者、主権者教育の「運動家」として柳田國男を読み直す。危機に瀕するこの国の民主主義のこれからを考えるために最良の書。

目次

序 柳田國男を読み直すことは民主主義を取り戻すことである。
第1章 政治の圏外にいる人びとを投票場に連れ出す―柳田国男の大正デモクラシー
第2章 日本人は何故「公民」になれないのか―普通選挙という宿題
第3章 誰もが思ったことを思った通りに言える世の中へ―国語教育と言論の自由
第4章 いかに選挙民をそだてるか―柳田國男の社会科教育
終章 憲法の芽を生やせられないか―柳田國男最終講演

著者等紹介

柳田國男[ヤナギタクニオ]
1875年兵庫県生まれ。出生名は松岡國男。幼少期より文学的才能をあらわし、のち「文学界」その他の雑誌に抒情詩や短歌を発表。東京帝国大学法科大学政治学科を卒業後、農商務省農務局に勤務。法制局参事官、内閣書記官、貴族院書記官長などを経て、東京朝日新聞の客員(のち論説委員)となる。国際連盟委任統治委員や枢密顧問官も務めた。「経世済民の学」として民俗学を興し、日本各地の生活文化を調査・探訪、「日本民俗学の父」と称される。1949年、日本学士院会員、1951年、文化勲章受章。1962年没

大塚英志[オオツカエイジ]
1958年東京都生まれ。まんが原作者。批評家、神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授を歴任後、現在、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジャズクラ本

16
○柳田國男の民主主義に関する論説を大塚英志が編した論集。といっても直接的に民主主義政治を語っているのは第1章の東京朝日新聞時代の主に普通選挙施行に関する社説であり、第2章以降は民俗学や教育論からの民主主義へのアプローチとなる。柳田の文章の難しさは一つのセンテンスから次のセンテンスへの飛躍が大きくてその関連が容易に結び付かないことにあり、こういった部分はあまり拘らずに読み進めた。特記事項としては柳田の編纂による小学校社会科の教科書及び指導要領の原文が掲載されており、非常に素直な内容になっています。2020/05/29

roughfractus02

6
1946年7月12日付で著者は枢密顧問官に任ぜられ、戦後の日本国憲法の成立に関わることになる。本書は、農政官僚として明治国家を支えながら専門化する民俗学の現状を憂い、、経世済民の学として民俗学を立ち上げた著者の政治に関する直接間接の主張を収める。大正期の普通選挙制への拘り、言論の自由を育てる国語教育と政治の関わらない人々の政治参加を促す社会科教育を語る著者は、シャーマニズム社会から国家に至る中央集権体制の周縁に散在する権力分散型のトーテミズム社会の痕跡を辿る民俗学に自らの政治姿勢を託していたことが窺える。2025/02/28

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