平凡社ライブラリー<br> 論壇の戦後史 (増補)

個数:
電子版価格
¥1,144
  • 電書あり

平凡社ライブラリー
論壇の戦後史 (増補)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 08時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768732
  • NDC分類 304
  • Cコード C0300

出版社内容情報

清水幾太郎、林健太郎、丸山眞男……。彼らが活躍した論壇誌はどんな問題をどのように論じてきたか。論壇が存在感を持っていた時代。

奥 武則[オク タケノリ]
著・文・その他

内容説明

戦後日本は「悔恨共同体」から始まった。終戦直後、清水幾太郎らが作った二十世紀研究所には林健太郎、丸山眞男、福田恆存など、その後、立場を異にする人たちが集まっていた。以後、彼らが活躍する舞台となる論壇誌は、いかなる問題を、どのように論じてきたのか。そして今、論壇という言論空間は終焉したのか。「ポスト戦後」論壇の構造に光をあてた決定版。

目次

序章 一九八八年八月一二日 四谷霊廟
第1章 「悔恨共同体」からの出発―二十世紀研究所のこと
第2章 「総合雑誌」の時代―『世界』創刊のころ
第3章 天皇・天皇制―津田左右吉と丸山眞男
第4章 平和問題談話会―主張する『世界』
第5章 『世界』の時代―講和から「六〇年安保」へ
第6章 政治の季節―「六〇年安保」と論壇
第7章 高度成長―現実主義の台頭
第8章 『朝日ジャーナル』の時代―ベトナム戦争・大学騒乱
終章 「ポスト戦後」の時代―論壇のゆくえ
補章 戦後「保守系・右派系雑誌」の系譜と現在
付論 「ポスト戦後」論壇を考える

著者等紹介

奥武則[オクタケノリ]
1947年東京生まれ。ジャーナリズム史研究者。70年早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。学芸部長、論説副委員長などを経て退職。2003~17年、法政大学社会学部・大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

12
現在では存在感が小さくなった「論壇」の歴史について、1945〜70年まで、岩波書店の『世界』を中心に概説している。丸山眞男を始めとした、様々な知識人の思想への理解が深まった。学生たちが総合雑誌を読み、政治や文芸について議論していた時代は遠い昔なのだなと感じるとともに、ネットはテレビに比べれば文字文化ではあるが、誰でも簡単に参加できてしまう点から、論壇の形成は難しいのだろうなと思った。2019/06/02

バルジ

2
戦後隆盛を極めた『世界』をはじめとする論壇を概観する。竹内洋の『革新幻想の戦後史』や『丸山真男の時代』等と合わせて読むとより楽しめる内容。本書内で語られる「論壇」は主に『世界』であり、その点『世界』の戦後史と言ってもよい。今や死語に近い「論壇」なる言葉も、戦後間もない時期から一時世論形成に絶大な影響力を有していたことが本書から窺える。しかし「国家像」という大きな物語を語れなくなった60年安保以降の状態は、論壇の隆盛があくまでも「戦後」という特別な時間での一過性の現象に過ぎなかった事を教えてくれる。2019/11/23

tkm66

0
ちゃんと抑制が効いている。多少「えーっ!?」って箇所はあるが。2018/11/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13151796
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。