平凡社ライブラリー<br> 怪談入門―乱歩怪異小品集

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平凡社ライブラリー
怪談入門―乱歩怪異小品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768435
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」。ミステリーの巨人がたっぷり浸る怪奇幻想世界。怪異小品集第5弾。

非現実への愛情

? 幻想と怪奇
火星の運河/白昼夢/押絵と旅する男

? 懐かしき夢魔
残虐への郷愁/郷愁としてのグロテスク/人形/瞬きする首/お化人形/レンズ嗜好症/旅順海戦館/こわいもの(一)/こわいもの(二)/妖虫/ある恐怖/映画の恐怖/声の恐怖/墓場の秘密/「幽霊塔」の思い出

? 怪談入門 153
怪談入門/恋愛怪談(「情史類略」)/猫町/祖母に聞かされた怪談/西洋怪談の代表作/怪談二種/鏡怪談/猫と蘭の恐怖/透明の恐怖/フランケン奇談/マッケンの事/群集の中のロビンソン・クルーソー/文学史上のラジウム――エドガア・ポーがこと/病める貝――E・A・ポー逝きて百年/赤き死の仮面  E・A・ポー(江戸川乱歩訳)

? 怪奇座談集
幽霊インタービュウ  対 長田幹彦/樽の中に住む話  対 城昌幸・佐藤春夫/狐狗狸の夕べ  座談会 三島由紀夫・杉村春子・芥川比呂志・松浦竹夫・山村正夫・江戸川乱歩



江戸川 乱歩[エドガワ ランポ]
著・文・その他

東 雅夫[ヒガシ マサオ]
編集

内容説明

日本ミステリーの父は怪談、怪奇幻想への造詣も深かった。異世界に強く憧れ、禁断の愛を渇望し、怖さと驚きをもとめ、興味はますます尽きなかった。そしていつしか「探偵小説と怪談とはそれほど分けへだてすべきものではない」と考えはじめる―。作家の特異な性格が色濃く反映された随筆・批評に加え、ポーの翻訳を文庫初収録。さらに三島由紀夫、佐藤春夫らとの豪華座談も掲載する。また初期傑作短篇・小品は平凡社版『江戸川乱歩全集』から当時のまま、正字旧かな遣いで翻刻した贅沢なアンソロジー。文豪怪異小品シリーズ、第五弾。

目次

1 幻想と怪奇(火星の運河;白晝夢 ほか)
2 懐かしき夢魔(残虐への郷愁;郷愁としてのグロテスク ほか)
3 怪談入門(怪談入門;恋愛怪談(「情史類略」) ほか)
4 怪奇座談集(幽霊インタービュウ 対長田幹彦;樽の中に住む話 対佐藤春夫/城昌幸 ほか)

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年、三重県名張町(現・名張市)生まれ。本名は平井太郎。早稲田大学卒業後、貿易商、造船所電気部勤務、古本店経営、雑誌編集者、新聞記者など職を転々とする中、1923年「二銭銅貨」でデビュー。また、江戸川乱歩賞の創設や雑誌「宝石」の編集をはじめ、探偵小説の啓蒙活動にも尽力、後進の育成にも熱心だった。1965年没

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。「幻想文学」編集長を経て、アンソロジスト、文芸評論家となる。現在「幽」編集顧問。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)など。児童書の監修も手がけ、ますます活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

72
怪奇小説ファン、全員、集合!乱歩美学と怪奇小説愛に溢れた豪華なエッセー集。乱歩作品に出てくる人形、レンズ、残虐絵、奇形、少年愛などの紹介に思わず、作品も思い出してしまってニヤニヤ(・∀・)。特に「残虐への郷愁」にはHANNIBALで人間コントラバスの音色や人間色相環を初めて観た時、思わず、「なんて美しい・・・」と思ってしまったことを思い出してしまいました。そして怪奇小説の紹介では大半の本が読んだことがあるものだったのでこちらでも顔がニコニコするのが止まりませんでした^^2016/08/19

HANA

55
乱歩の怪談に関するエッセイ、評論を中心に編まれた一冊。小説は冒頭に三篇を収録しているだけだが、全て乱歩の怪異、幻想に関する一面がよく出たセレクションだと思う。「白昼夢」は読む度に凄みが増してくる。旧字体なのもポイント高し。次いで人形や鏡といった恐怖に関するエッセイが続く。「懐かしの乱歩」とはよく言ったもので、どれも見た事もないのに郷愁を誘う言葉ばかり。評論を集めた「怪談入門」はマッケンやHPLを発見するなど、この分野に関する乱歩の見識の高さが伺える。読んでいると乱歩作品や泰西怪談を読み返したくなってきた。2016/08/08

深青

20
いいなぁ…江戸川乱歩。人間が怖いというか狂気を感じる短編に圧倒されて、江戸川乱歩の様々な「怖い」に対する思いに触れて、怪談の分類に思わず感心して。大満足です。もっと、もっと、江戸川乱歩の作品を読んでみよう。エッセイ…でいいのかな。読んでいると横溝正史の名前が出てきて親交があったんだなと初めて知りました。こういう新たな一面を知れるのもとても楽しいです。2016/12/08

犬養三千代

10
2016年 1600円 江戸川乱歩を、東雅夫が編集。エッセイは知らなかったので短い文章の中にも知らないことがあり良かった。対談集は噛み合わなさがなんとも言えない。三島由紀夫、、やはり、、良い。2019/01/23

山田

8
火星の運河…懐かしいと感じました。若い頃に読んだ時とは違い、昏いリズムが聞こえてきそうな、ゴッホの「ひまわり」の絵が頭に浮かぶような… 同じ本を歳とってから読むと、「こんなにも感じ方が違うのか」と、面白く感じてます。2020/09/14

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