平凡社ライブラリー<br> 貧困の哲学〈上〉

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平凡社ライブラリー
貧困の哲学〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 567p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768206
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0310

出版社内容情報

マルクスが嫉妬し、社会主義・無政府主義に決定的影響を与えた伝説の書にして、混迷の21世紀への予言の書。待望の本邦初訳。

内容説明

マルクスによる悪罵の書『哲学の貧困』が「階級闘争の教科書」として広まったために、長く不当な評価を受けてきたプルードンの主著が、二一世紀の今、新たな重要性とともによみがえる。経済社会において矛盾(アンチノミー)が系列的に連鎖していく様相を緻密に解き明かし、独占でも共有でもない新たな可能性として交換の法則と相互性の理論を提唱する。

目次

第1章 経済科学について
第2章 価値について
第3章 経済発展の第一段階―分業
第4章 第二段階―機械
第5章 第三段階―競争
第6章 第四段階―独占
第7章 第五段階―警察あるいは税金
第8章 矛盾の法則のもとでの人間の責任と神の責任―神の摂理の問題の解決

著者等紹介

プルードン,ピエール=ジョゼフ[プルードン,ピエールジョゼフ] [Proudhon,Pierre‐Joseph]
1809‐65。19世紀フランスの思想家。貧しい樽職人の子として生まれ、印刷職人となり、修行して独立し印刷所を開くも挫折。その後、独学で本を書き、1840年の『所有とは何か』で一躍有名になる。1848年に国会議員となるが、ボナパルトを批判して投獄される。しかし、執筆活動はますます旺盛となる。また1861年の『戦争と平和』はロシアの作家トルストイを感激させ、かれに同名の小説を書かせたことで知られる

斉藤悦則[サイトウヨシノリ]
1947年、福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程満期退学。元鹿児島県立短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

29
フランスの河上肇のような感じ。貧困の直接的原因は収入の不十分さ。不運や悪意でないばあいでも不十分か探るべき(45頁)。金持ちにむかって、貧乏人より良い生活ができるのは計算まちがいと説得するのはむずかしい。貧乏人にも誠実な金持ちを想像できない(55頁)。政治経済学とは、富の生産と分配現象。真正な労働と交換形態の観察の集成(63頁)。重要なことは、経済の事実と慣習の研究をおこない、意味をつかみ、哲学の域にまで高めること(156頁)。権力がもちいるお金は、納税者からまきあげたもの(255頁)。2015/02/05

cockroach's garten

25
19世紀においての経済構造から矛盾(アンチノミー)を浮き彫りにさせることによってそれを分析、追求し、解消させるという弁証法で論じられる。題名の通り貧困という存在が主題となって価値、分業、機会、競争、独占、税または警察(公務員)所謂経済発展の五段階とプロローグで”私は神を仮定する”との言葉で始まった人間と神の問題が出てくる。社会主義者にも経済学者(保守派)にも刃を向けるプルードンは狂犬のように見える。しかし、どの批判も彼の導き出した矛盾へ向けてのものだ。(コメントに続きます)2017/04/16

古川

3
基本的には、資本主義を利点であるテーゼと欠点であるアンチテーゼに分解して、そのアンチノミーを止揚することが大事だとして、資本主義を全肯定する経済学者と全否定する社会主義者の両方を殴るという主旨の本だが、日本語訳上下巻で実に1000ページ超に及ぶこの膨大な著作の中でプルードンは神の存在論から価値論から人口論や自由貿易論や道徳論や所有論や、とにかくいろんなことに言及しているために、全体的にはとりとめのない印象で、批判者たるマルクスの触れれば切れそうな鋭角的論調とは好対照をなしている。2017/08/19

鏡裕之

1
コレージュ・ド・フランスで教鞭をとるデュノワイエ氏を、ひたすらdisりまくる、の巻。著者のプルードンは情熱的な人だったのだろうが、正直、会って話をしたいってタイプじゃないね。タイトルは『貧困の哲学』だが、他人に対する文句は富裕。2014/12/15

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