出版社内容情報
はんなり、もっさり、いけず、しょうもない…。したたかで繊細、一筋縄ではいかない京都人の物言い。その精神を、京都で生まれ育った作家が軽妙に解き明かす。 解説=酒井順子
内容説明
はんなり、もっさり、いけず、しょうもない…。響きは柔らかいけれど、「よそさん」には理解が難しくて恐ろしい、京都人の物言い。繊細でありながらしたたか、そんな京の「批評語」には、相手との「位取り」で負けないための京都人の知恵が詰まっている。その精神を、京都で生まれ育った作家が軽妙に説き明かす。増補決定版。
目次
京のわる口(前口上で「ごめんやす」;「うるさい」の値打ち;「自由が利く」なら;「ほどらい」は「えぇ加減」に;「えぇように…」しぃ・する・される ほか)
京ことば談義(京言葉と女文化;京都言葉、所詮は友情が泣く位取り;京の話術―うそとわる口の文化;京ことばと京根性)
著者等紹介
秦恒平[ハタコウヘイ]
1935年、京都市生まれ。作家。同志社大学文学部卒業。1969年、『清経入水』で第5回太宰治賞を受賞。東京工業大学教授、日本ペンクラブ理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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