平凡社ライブラリー<br> 装釘考 (新版)

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平凡社ライブラリー
装釘考 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582767414
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0300

内容説明

近代日本の装釘には、和・漢・洋3通りの形式・技術・素材が並存し、それらの混淆比に応じて書姿も多様に変化した。「活字」「見返し」「外函」「遊び紙」など造本にまつわるテーマのもと、カラー図版120余点とともに、文学・芸術運動や世相を映す「モノ」としての本の歴史を辿る。

目次

活字―『學問のすゝめ』(福澤諭吉・小幡篤次郎著)
南京綴じ―『歐洲奇事 花柳春話』(リトン著、丹羽純一郎譯、服部誠一校閲)
和装―『歐洲小説 哲烈禍福譚』(假名垣魯文閲、宮島春松譯)
改題御届―『露國竒聞 花心蝶思録』(露國プシキン原著、服部誠一校閲、高須治助譯述)
背文字―『開卷驚奇 西洋復讐奇譚』(橘邨居士譯述)
稀密画―『伊國ボツカス翁十日物語ノ内 鴛鴦竒觀』(佛國カストル氏譯、日本菊亭靜先生校閲、日本近藤東之助直譯)
合綴―『小説神髓』(文學士坪内雄藏著)
異装―『歐洲新話 谷〓(ま)之鴬』(佛國セルバント氏著、齋藤良恭譯、愛花仙史閲)
新装―『新編 黄昏日記 全』(天香逸史閲、醒々居士編)
小口―『世界進歩 第二十世紀』(佛國アーロビダー氏著、日本服部誠一譯)〔ほか〕

著者等紹介

西野嘉章[ニシノヨシアキ]
1952年生まれ。1983年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、東京大学総合研究博物館館長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

23
たいていの著者は本文のテクストのみにかかわっていて、それ以外のすべては装丁家に大きく委ねられている。それに気がつけば、まず目に触れ、手に取る「モノ」としての本の「外側」が、どれほど大きな要素であるか、わかろうというものだ。紹介されている、明治から昭和初期までの本の、何と言う「本」らしさ。現在の出版物の体裁が、歴史の紆余曲折によって生まれてきた経緯が実によくわかる。2016/01/23

tama

3
図書館本 東大博物館の本が素敵だったから同一著者で 東大博物館教授だった。閉架本 全編旧漢字!書籍の画像出てるが説明がどれか分からない。画像にfig.何とかつけて文と関連付けて欲しかったが、どうやらこういうやり方にしたのは、著者の意図する「私の装丁はこれだ」だったようだ。ある活版印刷会社が辞めることになり活字を博物館が引き取ることにしたそうで、活字による印刷を残す意味でもあった模様。ある意味凄い本。曾てアルミ板を表紙にリベット止した本があったそうだが、すぐに傷だらけで金属光沢も失われたと思うなあ。2022/05/28

nizimasu

0
明治期頃に日本にも洋本の製本技術が入ってきてからの技術革新やトレンドなどもふまえ、造本から本の歴史を辿るという意欲作2011/11/19

いちはじめ

0
カラー図版も多く、装丁にこだわり抜いた好著。ただ、本の中身はわりとどうでもいいようで(再販で誤植がなくなったのを惜しむ、とか)、少しついていけない。2011/08/25

のの

0
ボール紙に活版、旧字体という凝った作りのため、長らく絶版だった本書が文庫にて待望の再販。あの手の込み様を文庫にてどう再現…?と思ったら、固有名詞は旧字体のままでした! 最初の史略で大雑把に流れを、その後はテーマにそってとなっている。テーマ別のところはどこから読んでも良さそう。 明治大正期の作家が装丁にどう関わっていたのか、興味深く読めた。本を中身と見るか回りも含めるか。2011/08/27

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