内容説明
テーマは“政治と言語”。直截簡明な言葉で明確に考えよ、それが政治の革新の第一歩だ、と主張した「政治と英語」をはじめ、「ナショナリズム覚え書き」「文学の禁圧」など、いかなる権力や爆弾によっても砕くことのできぬ“水晶の精神”をもって全体主義を批判し、言論の自由を擁護したエッセイ十五篇。
目次
政治と英語
ナショナリズム覚え書き
文学の禁圧
作家とリヴァイアサン
ウェルズ・ヒトラー・世界国家
詩とマイクロフォン
聖職者の特権―サルバドル・ダリ覚え書き
リア王・トルストイ・道化
ガンジーについての感想
ジェイムズ・バーナムと管理革命
復讐の味は苦い
書評―E・I・ザミャーチン著『われら』
書評―オスカー・ワイルド著『社会主義化の人間の魂』
書評―オズバート・シットウェル著『大いなる夜明け』
書評―ウィンストン・チャーチル著『最良の時』
著者等紹介
オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ][Orwell,George]
1903‐1950。イギリスの作家・ジャーナリスト。本名エリック・アーサー・ブレア。阿片局勤務の官吏を父としてインドに生まれ、1904年以後イギリスで育つ。奨学金を得てイートン校を卒業。大学には進学せず、1922年に大英帝国の警察官としてビルマに赴任したが、植民地支配の実態を嫌悪して5年後に辞職。パリで放浪生活した後、帰英。教師や本屋勤めをしながら、『パリ・ロンドン放浪記』(1933年、岩波文庫)などを発表。1941年‐43年、BBCに勤務し、その後『トリビューン』誌の文芸欄編集長を務める
川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年、横浜生まれ。日本女子大学文学部教授。英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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