内容説明
蒲松齢は中国清代初期の文人。「聊斎」はその書斎の号で、ここから多くの不思議な話が紡ぎだされた。五十一歳まで科挙の試験に挑戦しながら、ついに進士となり官途につくことはできなかった。不遇な著者の憤りと風刺溢れる奇書である。
目次
巻3(江上の怪;久遠の恋;道士のあいさつ;狐との交誼;奇術 ほか)
巻4(不思議な甕;いばりと矢;瓜の変異;すがすがしい小間使い;羅刹の海市 ほか)
著者等紹介
蒲松齢[ホショウレイ]
1640‐1715。清代初期の文人。山東省に生まれる。父親から読書人としての教育を受け、19歳で県試に合格するも、科挙の郷試にはついに合格せず、71歳で貢生になるまで、家塾の教師を務める。読書と著述にうちこみ、戯曲、俗曲、詩集など多くの文学作品を残す
増田渉[マスダワタル]
1903年、島根県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。77年没
松枝茂夫[マツエダシゲオ]
1905年、佐賀県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。95年没
常石茂[ツネイシシゲル]
1915年、大阪府生まれ。本名、柳沢三郎。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。82年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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