内容説明
和竿作り一筋七十年の職人が、六代にわたる江戸和竿総本家「東作」の秘伝を公開しつつ、和竿という素晴らしい日本の技術と歴史を、そして竹と人の文化の豊かさを、あますところなく語りつくす。後世に遺す、誇るべき職人文化の深奥の記録。
目次
第1章 江戸和竿職人の生活
第2章 竹という素材
第3章 竿を作る
第4章 江戸前釣り師の竿
著者等紹介
松本三郎[マツモトサブロウ]
1920(大正9)年、天明年間から続く竿師「泰地屋東作」四代目の松本政次郎の三男として、東京の下町、稲荷町に生まれる。尋常小学校卒業後、父親に弟子入り、和竿と江戸・東京釣り文化の保存に取り組む。ことに塗りの技術にこだわり、新風を吹き込んだ。五代目の長兄亡き後、六代目を襲名。現在、東京和竿睦会会長
かくまつとむ[カクマツトム]
鹿熊勤。1960(昭和35)年、茨城県生まれ。文筆家。釣りを含む自然遊び、環境問題、伝統文化、手工業、農林水産などの分野で、活発に取材を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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