子どもの精神分析的セラピストになること―実践と訓練をめぐる情動経験の物語

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子どもの精神分析的セラピストになること―実践と訓練をめぐる情動経験の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772417761
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

「子どもの精神分析的セラピストになること」とはどういうことか?そこには、心に傷を受けた子どもたちの「言葉にならない、声なき声」を感じ、「目に見えないものを見ていく力」を養わなければならず、その過程で「自分自身と対話」することが必然的に求められる。本書では、その実践と訓練を積み重ねてきた中堅世代のセラピストによって、子どもたちとの関わりを通して考え、感じてきた不安や混乱や葛藤、また、臨床家としての情熱ややりがい、信念につながる情動経験が生々しく語られ、子どもの精神分析的セラピストになるうえでの主要なテーマが論じられる。さらにベテラン世代の臨床家にも寄稿を募り、精神分析的セラピストのアイデンティティや資質、セラピストの教育・訓練についての貴重な論考が収載されており、子どものセラピストを目指す人や実践している専門家に限らず、子どもを通して自身が成長することに興味を持つ人にもお薦めしたい一書となっている。

目次

第1部 現代社会における子どもを取り巻く状況と精神分析的心理療法の意義(乳幼児と子どもを廻る環境―エディプスなき現代社会;新しい思春期モデル―ポスト・クライン派によるデジタル・ネイティブ時代の臨床思考)
第2部 実践と訓練、そして情熱(情熱は苦しみではなく、立ち上がってきた歴史が生む;子どもの心との出会い―内的な子どもとの対話を積み重ねて;指定討論;ディスカッション)
第3部 出会いと変化、そしてやりがい(変化を知りたい貪欲さとそこに求められる繊細さ;年月を重ねての変化と出会い、そしてやりがい;指定討論;ディスカッション)
第4部 自分を生きることとセラピストになるということ(自分事としての経験から学び考え続けること;臨床と子育ての“両立”を超えた何かを目指して―女性心理士の分析体験;セラピストはいつからセラピストなのか?)
第5部 子どもの精神分析的セラピストを目指す人たちに向けて(日本における子どもの精神分析的セラピスト育成の現状と課題;子どもの精神分析的セラピストに求められるもの)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

de_pa

1
読みはじめは同じ中堅どころとして共感しながら進んでいたが、どうも途中から、読み進めていくのが辛くなった。精神分析的なのだから当然といえば当然なのかもしれないが、親へのアプローチや環境調整、そういった取り巻くシステムへの視野が希薄なのだ。いや、この本を読みはじめた目的は、精神分析的に子どもをとらえた臨床をもっと知りたいと思ったからなのだからそれは想定内で、ただ、その語り口に違和感をもってしまった。文中の山崎孝明氏のコメントを読んで、一部、腑に落ちた。2021/08/15

なっしー

0
内容は主に自主シンポジウムのことが掲載されている。始めが情熱がテーマになっているが、情熱とは一見ポジティブな雰囲気があるが、自分が情熱を持って取り組んでいること、そこに至るには、苦しみや痛み、受難がある。松本先生がおっしゃっているように、情熱について考えると自分の患者性に向き合うことになると。続いて、やりがい。そして、自分を生きることに続いていく。読み進めていくと、非常に辛くなる。痛みを伴い、目を背けたくなったり。それでも、セラピストとして生き抜くためのヒントのようなものがあることも感じられた。2022/02/06

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