内容説明
不朽の名作『緋文字』で知られるアメリカ・ロマン派の文豪ホーソーンには、もう一つの魅力を秘めた随想の傑作があった。エマソン、ソローなどの回想とともに、ボストン郊外コンコードの自然、四季、生活を綴った珠玉のネイチャーライティング。ホーソーン文学理解の鍵的エッセイ、本邦初訳。
目次
神聖な旧牧師館の住人となりて
歴史の証人が佇んだ書斎の窓辺
たゆたうコンコード川
伝説の犠牲者たち
インディアンたちがいた風景
戯れる果実たち
家庭菜園からの恵み
雨に煙る旧牧師館
屋根裏部屋の秘密
簇葉を映す風雅な川面
詩情が漂う小森
コンコードに訪れる初秋の香り
やすらぎの里
哲人エマソンに逢いたくて
暇の訪れ
閑静な住居をあとにして
著者等紹介
ホーソーン,ナサニエル[ホーソーン,ナサニエル][Hawthorne,Nathaniel]
19世紀アメリカ・ロマン派の文豪。1804年7月4日、マサチューセッツ州のセイラム生まれ。1828年に処女作『ファンショー』を自費出版、以後、短編集『トワイス・トールド・テイルズ』、つづく短編集『旧牧師館の苔』で人気を博す。1850年の名作小説『緋文字』で大作家としての地歩を確立。晩年は、コンコードで文学活動を続けたが、1864年5月19日にニューハンプシャー州のプリマスで客死した
齊藤昇[サイトウノボル]
1955年、山梨県生まれ。立正大学文学部教授(アメリカ文学専攻)。国際異文化学会会長。(財)日本英文学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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