平凡社ライブラリー
新編 山 紀行と随想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582765458
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0395

内容説明

探検的登山から、積雪期登山や岩登りへ。日本の登山界が大きな転換期を迎えていた大正後期、大島亮吉は、精力的に山に登り、精力的に山を綴り、新たな雪と岩の時代の牽引者と目されていた。しかし、彼は、流星のようにすっと尾を引いて、瞬間的にきらめいて、前穂高北尾根に逝った。山を愛してやまない、香り高い名エッセイを、ここに、新たに精選した。

目次

東北朝日岳に登り黒俣沢を下る
荒船と神津牧場附近
秩父の山村と山路と山小屋と(抄)
火口原のスキーヒュッテ
三月の槍ケ岳
北海道の夏の山
穂高岳スキー登山
谷川岳、茂倉岳、笹穴川上流
山上所観
小屋・焚火・夢
バドミントン・スタイル
涸沢の岩小屋のある夜のこと
頂・谷・書斎

著者等紹介

大島亮吉[オオシマリョウキチ]
1899年東京芝生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。槇有恒らを中心に創立された慶応義塾山岳会に所属し、大正後期から昭和初期にかけて、積雪期登山・岩登りの先駆的な活動を行う一方、峠や丘陵など、静観的な山歩きもよく好んだ。語学力にすぐれ、ヨーロッパの山岳文献を研究・紹介したほか、雪崩についての研究論文や、紀行・随筆も発表した。1928年3月、前穂高岳北尾根四峰から墜死

大森久雄[オオモリヒサオ]
1933年東京都生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。朋文堂、実業之日本社などで、登山・自然・旅関係の雑誌・書籍の編集に携わったのち、現在編集事務所主宰。早くから執筆活動も行っており、山岳雑誌などへの寄稿も多い
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