平凡社ライブラリー
新ジャズ西遊記

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  • サイズ A6判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784582765144
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0395

内容説明

一九七〇年代後半、トリオでヨーロッパへ。一九八五年、単身で再度ヨーロッパへ。一九八五年、これまた単身でアメリカへ。碧眼紅毛の居並ぶ土地へ乱入し、ピアノを弾き、たたきまくって、風を呼び、雲を呼び、嵐を呼ぶ。抱腹絶倒のピアノ弾き旅日記、海外編。海外体験コラムも、あわせて収録。

目次

第1章 ジャズ西遊記
第2章 ヨーロッパ乱入ソロ・ドレイ旅
第3章 アメリカ乱入事始め(抄)
第4章 西遊雑記

著者等紹介

山下洋輔[ヤマシタヨウスケ]
1942(昭和17)年、東京生まれ。ジャズ・ピアニスト。69年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。88年には山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開。世界中のジャズ・ファンから圧倒的な支持を受ける、日本の誇るナンバーワン・ジャズ・ピアニストの一人である。98年、パリでラムルー管弦楽団と「ラプソディ・イン・ブルー」を共演。同年、今村昌平監督の映画『カンゾー先生』の音楽を担当、98年度の芸術選奨文部大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。太鼓の林英哲とのデュオ・アルバム『Ken‐Kon』をリリースするなど、その活動はジャズの枠内に留まらない。03年の春の褒章で紫綬褒章受章。多数の著書を持つエッセイストとしても知られる
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感想・レビュー

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showgunn

17
80年代の海外での演奏旅行についての文章をまとめたもの。まだ若い頃だけあって文章のキレがよく、また文章が80年代の雰囲気を纏っていて楽しい。ジャズミュージシャンたちはともかく坂本龍一やジョン・ライドンなども登場して当時のゴチャ混ぜなエネルギーを感じる。ドタバタしてるようで品がある。昨年、たまたまトークショー中の氏を見かけたことがあるのだが、とても落ち着いていてにこやかでものすごく品がある人だった。昔から本質はそうなのだろう。2016/11/01

Nepenthes

2
いつも通りとにかく面白くて笑える。ジョン・ライドンとビル・ラズウェルと坂本龍一と一緒にマンハッタンの中華屋に入って飲み食いしたエピソードなど貴重な話も。山下洋輔の周囲にはジャズ連中に限らず筒井康隆やタモリや赤塚不二夫なども居たので、その辺りの集まりの何というか新宿ゴールデン街的雰囲気が良い。それに混ぜてヨーロッパだジャズだニューヨークだドイツだフランスだカツ丼だビールだエルヴィン・ジョーンズだと風来。山下洋輔のエッセイを手元に置いておきたい、揃えようかな。2025/01/15

いちはじめ

0
80年代の海外演奏旅行記関連を既刊のエッセイ集から再編集。笑えるが、面白すぎてどこまで話をつくってるのかな? とも思う2004/09/20

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