内容説明
狩野永徳の筆になり、織田信長が上杉謙信に贈ったとされる上杉本洛中洛外図(国宝)の秘められた謎に挑み、堅実な実証と大胆な推論によって景観論争上の通説を覆す、歴史探究の醍醐味に溢れた名著。
目次
上杉本洛中洛外図の謎
上杉屏風の景観年代(武家屋敷の景観;寺社建築の景観;鉄砲とキリシタン;一五四七年の京都)
著者等紹介
今谷明[イマタニアキラ]
1942年、京都府生まれ。京都大学経済学部卒業。同大学院文学研究科修了。京都大学助手、国立歴史民俗博物館助教授などを経て、現在、横浜市立大学教授。専攻、日本中世政治史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。