平凡社ライブラリー<br> 京都・一五四七年―上杉本洛中洛外図の謎を解く

平凡社ライブラリー
京都・一五四七年―上杉本洛中洛外図の謎を解く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764802
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0321

内容説明

狩野永徳の筆になり、織田信長が上杉謙信に贈ったとされる上杉本洛中洛外図(国宝)の秘められた謎に挑み、堅実な実証と大胆な推論によって景観論争上の通説を覆す、歴史探究の醍醐味に溢れた名著。

目次

上杉本洛中洛外図の謎
上杉屏風の景観年代(武家屋敷の景観;寺社建築の景観;鉄砲とキリシタン;一五四七年の京都)

著者等紹介

今谷明[イマタニアキラ]
1942年、京都府生まれ。京都大学経済学部卒業。同大学院文学研究科修了。京都大学助手、国立歴史民俗博物館助教授などを経て、現在、横浜市立大学教授。専攻、日本中世政治史
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感想・レビュー

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うしうし

2
再読。上杉本洛中洛外図が描く景観年代は、突き詰めると勝軍山城が自焼崩壊する天文16年(1547)7月19日から、神護寺が兵火で焼亡する閏7月5日までのわずか16日間に限定されるという。条件を緩和しても、譲れない絶対の上限は本圀寺再建の終了(同年5月)で、神護寺の焼失までの3ケ月間(p238)。永禄以降の歴史事象である鉄砲やキリシタンは一切描かれていないことも指摘。この時、狩野永徳はわずか4歳で屏風の作者ではなく、狩野元信周辺の画家(p31)を想定する。2016/01/24

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