内容説明
新しい「美学」とは何か?中井正一の文体の息づかいに立ち返り、その全貌を探求した問題作。
目次
序 中井正一の遺したもの
第1章 中井正一の「美学」入門
第2章 中井正一と「委員会の論理」あるいは、中井正一の「美学」入門(その2)
第3章 中井正一の生きかた
第4章 中井正一と「日本の美」論あるいは、中井正一の生きかた(その2)
著者等紹介
木下長宏[キノシタナガヒロ]
1939年、彦根市生まれ。同志社大学で美学・芸術学を専攻。現在、横浜国立大学教授。近代芸術思想史を追究。日本近代の美術と文学に視点を据えながら、日本の外の芸術活動との関係のなかで、歴史を書く仕事を続ける。かたわら、現代美術(絵画、彫刻、写真、工芸)の批評を新聞・雑誌などに書き、現代の芸術表現へ提言を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。