平凡社ライブラリー
菅江真澄遊覧記〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582763416
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0395

内容説明

みちのくを行く真澄は念願の平泉へ。さらに心中期すのは蝦夷地への旅である。天明八年、津軽を出てついに松前に上陸。アイヌ語の習得にも力を注いだ真澄の観察眼が、蝦夷地の人々の生活を今に伝える貴重な記録を生む。天明六年から寛政三年の日記六篇を収録。

目次

かすむ駒形
はしわの若葉
岩手の山
外が浜づたひ
えみしのさへき
えぞのてぶり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

3
ついに北海道上陸!アイヌ語で短歌詠んだり、伝説を語り合ったり、こんなにリベラルに自分の価値観を離れて異郷の地を旅して記録した人って世界中見渡してかなり稀有じゃないかと思う。たとえば文字がないことや不潔さとか蔑む気持ちとか不快感は微塵も感じられない。ただ、尊重と尊敬と面白がりの気持ちのみ。前半の平泉界隈もそう。全裸問題で変に有名になってしまった蘇民祭の記述ぶりも、ただ純粋な興味なのだもの。2011/12/26

redbaron

2
北海道での日記が面白い。アイヌ語で水を「ワッカ」と言っていたらしい(って文章にあったよね…)。なんとなくwaterっぽいw それとも露西亜のウォッカ?www2014/02/24

天茶

1
★★★★★ 個人的には江戸時代後半の平泉の人々の生活とその時点でどのような平泉伝説が流布していたのか知ることができる点で大好きな巻。特に毛越寺の二十日夜祭の様子が活写されていて素晴らしい。真澄と言えば秋田のイメージが強いが、初期の岩手に関する記載も生き生きとしていてとても良い。そしてとうとう真澄は念願の北海道へ。北海道の地理に詳しくなかったり、アイヌ言葉が難解で読むのが少し大変であったが、とても貴重な記録なのはわかる。また改めて読みたい。2020/10/30

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