内容説明
「認識としての力への意志」、「ヨーロッパのニヒリズム」ほかを収録。知の闘技場はさらに白熱、読解はいよいよ精緻、主題はいっそう重い。
目次
1 認識としての力への意志(形而上学の完成の思索者としてのニーチェ;ニーチェのいわゆる『主著』;新たな価値定立の原理としての力への意志;真理の本質に関するニーチェの根本思想における認識 ほか)
2 同じものの永遠なる回帰と力への意志
3 ヨーロッパのニヒリズム(ニーチェの思索における五つの主要名称;『最高の諸価値の無価値化』としてのニヒリズム;ニヒリズム、ニヒル、および無;ニーチェにおける宇宙論と心理学の概念 ほか)