内容説明
19世紀のポストを見つけて「おっ、嬉しい」と思う人は、イギリスに向いている。リンボウ先生が贈る、役には立たないけれど不思議に愉快な観察の数々―。講談社エッセイ賞受賞作に26項目を増補した、さらに充実の第二版。
目次
挨拶
秋
アスプレイ
田舎道
ヴィクトリア朝
運河
エスカレーター
エルダー
縁
煙突〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紅はこべ
24
最近気に入っているアニメ『英国一家、日本を食べる』の逆ヴァージョン。勿論本作では食だけでなく、文化風俗全般を扱っているのだが。英国一家のマイケルさんと違うのは、マイケルさんは日本の食文化を褒めるが、母国の悪口は言わない。リンボウさんは英国文化を褒めた後で、必ず現代日本の悪口をいうところ。リンボウさんの方が、品は良くない。ドアの章を読んで、密室殺人ミステリが生まれた理由を納得。2015/07/17
kaoriction
11
『舟を編む』で最近は辞書がクローズアップされているが、こちらは「辞典」だ。リンボウ先生の辞典。「あ」行の【挨拶】から始まり、リンボウ先生的な【ロンドン】まで。面白い。楽しい。やはり「イギリスは愉快だ」。紅茶派の私には【紅茶】の項目がたまらない。辞典だから好きな項目だけを読んでもいいし、上質なイギリスエッセイとして愉しむのもいい。今日は【クロテッドクリーム】【紅茶】【午後】【退屈】【チョコレート】【図書館】【日の名残り】【郵便ポスト】を読んだ。丸谷才一の解説も辞典風、項目ごとになっていて、これもまた良い。2012/10/30
みそさざえ
2
リンボウ先生に負けないイギリス好きとして、ぱらぱらと読んでみた!フムフム、そうであったと共感したり懐かしかったり。特別な新しい発見は特になし。2015/02/04
shushu
2
著者は何故かイギリスのいいところと日本のダメなところにしか目が行かないようだ。しかし例えばロイヤルメイルのダメさ加減は随分前に犬養道子が言及しているし、90年代私の経験でも日本の郵便局ではイギリス向け郵便は要注意扱いされていたが。著者が好運だったのかひいきの引き倒しか。それに大学や文化関係に限られる自分の体験を一般化し過ぎである。日英の比較しかしないし。住所や名前なんてアメリカ人は書いてきます。まぁわざわざクローテッドクリームの説明なんて当時は必要だったのか、とか時間の経過による変化は興味深いが。2014/05/11
W
1
プライバシーの項が面白かった。手紙に差出人は書かない、それを知ることが出来るのは受け取って封を開けた人だけ。こういうのはいくらイギリス映画を観ても気が付かないものだな。2024/02/24




