平凡社ライブラリー<br> 孔子―聖としての世俗者

平凡社ライブラリー
孔子―聖としての世俗者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582760545
  • NDC分類 123.83
  • Cコード C0310

内容説明

儒学や東洋学の伝統的な枠組みを超えたユニークな思想家として孔子を甦らせ、時代に先んじた孔子の洞察と着想、今を生きるわれらの「人間関係の哲学」としての『論語』を解き明かす。

目次

第1章 聖なる儀礼としての人間社会
第2章 岐路なき道
第3章 個の場
第4章 伝統主義者か予見者か
第5章 〈聖なる器〉という譬喩
解説 文化の始原から見た孔子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷月

1
現代哲学の視点からの『論語』解釈。孔子は社会的な儀礼に聖なるものを見出したという。儀礼はオースティンの言語行為論のもとで行為遂行的発話として分析される。<礼>は形式主義的なものではなく、<仁>と一体であり、儀礼による相互尊重の世界が目指される。2021/11/05

oyoide

0
安冨歩・本城晴一郎 共著「ハラスメントは連鎖する」にこのフィンガレレットの論語の解釈が引用されている。 安冨氏らが示している、創発が妨げられず自己を表現でき、それで正しく他者に関わることにより「魂の植民地化」されない社会が築かれることと深いつながを感じた。 むしろ、上記本を読むことで、この本の理解に繋がる気がする。 2020/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/169305
  • ご注意事項