内容説明
〈日本野鳥の会〉創立者にして歌人・詩人の型破りの生涯。
目次
荒行中に小鳥を見た―神童・悪童・修行時代
文学開眼と千鳥
穀食と肉食
家なき子であった私
夕日の中に母がいた
透聴・透視能力と科学
少年僧と地の底
詩人を志した日々
頑固一徹な祖父
激動の明治を生きた父
曹洞宗学林時代の抒情
破調の生と破調の歌と
詩の女神に若き魂を捧げる
品川台場のめぐりあい
弥次の嵐を制する
練兵場の森の独演会
不羈奔放な共同生活
同居生活者のプロフィール
盲目の世界を超えて
絵画に憑かれた日々
『短歌雑誌』の主筆時代
詩魂の泉と火
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんかい32
6
つまんなそうだと思うだろ。マジ面白いから読んでみな。滝に打たれて超能力を身につけたり、自分が生まれる前に政治事件で追われて失踪した親族の爺さんとありえない状況で遭遇したり、本人も奇人なら起こる出来事も波瀾万丈。2013/07/21
なおた
0
「日本野鳥の会」を創設した人物に、僧籍から「悟堂」という名前を得た過去があったり、詩人を志した若かりし頃のあったり...これほど人生の幅広い人物も珍しかろう。久々に、人様の『自伝』なるものに興味を覚えて、喜々として、あっという間に、時の過ぎるのも忘れて「上巻」を読んでしまった。続く「下巻」が楽しみである。2021/01/29




