フランクル『夜と霧』への旅

個数:

フランクル『夜と霧』への旅

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月29日 20時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582746129
  • NDC分類 946
  • Cコード C0011

出版社内容情報

一心理学者の強制収容所体験の記録『夜と霧』は、日本でなぜ読み継がれ、大震災後さらに読まれているのか。生きる意味を訴えるフランクルの思想の深奥を追ったノンフィクション。

内容説明

一心理学者の強制収容所体験の記録『夜と霧』は、日本でどのように読み継がれてきたのか。フランクルの数々の著作が大震災後さらに広く読まれ、私たちの心に強く語りかけてくるのは何故か。「それでも人生にイエスと言う」―生きる意味を訴える思想の深奥を追う渾身のノンフィクション。

目次

序章 生きる意味
第1章 『夜と霧』を抱きしめて
第2章 フランクルの灯―読み継ぐ人たち
第3章 強制収容所でほんとうに体験したこと
第4章 ヴィクトールとエリー
第5章 本がよみがえるとき
終章 あたかも二度目を生きるように

著者等紹介

河原理子[カワハラミチコ]
1961年東京都生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業。朝日新聞社会部記者として、性暴力被害の取材をきっかけに、さまざまな事件・事故の被害者の話を聴く。AERA副編集長、文化部次長などを務め、現在、朝日新聞編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

60
新聞記者によるルポだが、記者としての徹底した取材の一方で自らの思いが託されていて読ませる。特に戦後、独自のセラピーを提唱し臨床でも大活躍したフランクルが、故郷ウィーンで批判されていたことの真実を探る旅が貴重だと思う。ナチを赦したとの批判だ。『夜と霧』のナチにもまともな人間がいた、という記述だ。フランクルはその後も何度も強調したという。理論的には、ナチであったから全て悪とするのは、ユダヤだからとラベルを貼るというナチの発想と同じになるから否定される、となる。しかし著者は、それだけではない、と言う。2015/10/12

けんとまん1007

40
フランクルの「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」は、読んでから、随分と時間が経っている。そんな今、この本を手にすることで、改めて読んでみたくなった。1冊の本が書かれ、そして、この国で出版され、自分の目に留まる。たやすいことではない。それだけも十分なのだが、その背景を知ることで、ますます原書の深みが増すように思う。人間というものを、改めて考えてみるには、最適な1冊。人は何のために存在するのか。ここに立ち返ることが大切だ。2019/03/24

Nobuko Hashimoto

29
何かを知りたくて追っていく過程を書いた本が好きです。対象への強い関心や好奇心、ワクワクするような発見や行き詰まり、人との出会いと新たな関係性の構築といったプロセスも書き込んだ本には専門書以上に刺激や示唆を与えられることが多いです。本書もそのような本です。著者はフランクルの『夜と霧』に深い感銘を受け、同じく彼の著作に大きな影響を受けた人々を日本各地に訪ねます。さらにはフランクルの辿った道を確かめにポーランドやウィーンを訪ねます。そうした「旅」を経て河原氏自身の生きる意味についての思いが記されます。 2016/05/18

Cinejazz

16
ドイツ強制収容所に送られ、両親、兄、妻、すべてを失って、地獄から故郷に戻った神経科医フランクルが綴った『一心理学者の強制収容所体験』(邦訳『夜と霧』)は、ナチス告発、復讐、報復のあらゆる衝動を乗り越え、極限の悪を克服した果てに〝それでも人生にイエスと言える〟心境、苦悩を受け入れ、引き受けて生きていく人間精神の高揚を謳いあげました。本書は朝日新聞編集委員である著者が、生きることの意味を語り続けた思想家フランクルの『夜と霧』の精神世界を探求した、こころ揺さぶり震えさせてやまないフィクションの秀作です。2020/07/31

薦渕雅春

15
ヴィクトール・フランクル『夜と霧』の背景とか 周辺のことが語られている 。『夜と霧』はおそらく 、一度読んで「感動した!」とか 、ましてや「おもしろかった」と言うたぐいの本ではないのだと思う 、と 。『夜と霧』は 、書かれていることが難解で理解できない 、というものではない 。書いてあることはシンプルだ 。ただ 、フランクルは往々にして 、世の中の逆を言う 。読み手が 、できあいの思考の枠組みを捨てて 、虚心坦懐に見るいさぎよさが必要かもしれない 、と 。『それでも人生にイエスと言う』も紹介されてた 。2017/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5543997
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品