感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひなた
2
★★★ハプスブルク家の君主の中で比較的影の薄いイメージのルドルフ2世だが、実際対象の研究書も少ないのだそうだ。歴史的にも大きな事件の狭間の皇帝、芸術家のパトロンといったイメージが強いが、ルドルフ時代のプラハは物語の舞台としてはチェコの歴史の中では最もメジャーな時代のようにも思われる。エーコの「フーコーの振り子」やストラウドの「バーティミアス ゴーレムの目」等16世紀の話ではないがその時代のプラハの歴史に根差した物語は多い。 -つづく-2013/03/02
