出版社内容情報
クリエイティブ・ディレクターの先駆けとして、日本のファッションやアート、デザインの世界で先駆的な仕事を成し遂げてきた小池一子。知られざる人となりと哲学を語る。
内容説明
言葉をとおして人とつながり、時代の新しいをつくり続ける。クリエイティブディレクターとして、ひとりの女性として。数々の才能とともに時代と歩み続けてきた小池一子の軌跡。人生の先輩に聴く、言葉の宝物。語りおろし自伝シリーズ第8弾!
目次
鍬と聖書が育んだ情緒
才気あふれるクリエイターたちと
衣服と美術、ものづくりの現場で
日本の社会で女性として生きるということ
はじまりの種をみつける
著者等紹介
小池一子[コイケカズコ]
クリエイティブディレクター。佐賀町アーカイブ主宰。武蔵野美術大学名誉教授。1980年「無印良品」企画・発売に携わり、以来アドバイザリーボードを務める。1983年にオルタナティブスペース「佐賀町エキジビット・スペース」を創設・主宰し、多くの現代美術家を国内外に紹介(~2000年)。この活動は「佐賀町アーカイブ」(2011年~)に引き継がれている。2020年度文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
9
今まで出会ったものの中に、この人が関わったものがたくさん存在している。凄いセンスと先を見通す力で人と人とを繋いで生まれたたくさんのモノ。でもなぜか捉えどころがないクリエイティブディレクターという仕事。一冊読んで、でも分からなかった😕2021/10/10
ゆうすけ
6
こちらもレビューが前後していますが1月に読んだ本です。小池一子さんのことがずっと気になっていて、ちょうど清澄白河の「しまぶっく」で購入。私の履歴書のようなテイストで、さくっと読める。アーツ千代田3331で展覧会をやっているようなので、行ってみようと思います。自然体に生きるって本当に素敵だ。食糧ビルに行ってみたかった。なんで潰しちゃったんだろう。無念すぎる。2022/01/30
aof
2
アーツ千代田3331で展示があるので、予習のために読書。 やっぱり高度経済成長期の人は違うなという感じ。語られる話が遠い国の物語のように感じる。 力強さではないなにかを求めてるんだな、自分は。ということが逆説的によくわかった。2022/01/22
Go Extreme
2
鍬と聖書が育んだ情緒 才気あふれるクリエイターたちと 衣服と美術、ものづくりの現場で:いまあるものを疑ってみる 自分は白紙なのだと思う 日本の社会で女性として生きるということ はじまりの種をみつける 交差点:縦の道筋は先祖から親へ 横の道筋は今同時代を生きているなかで出会ったひとたち 横の連なりにこそ生の実感がある2021/07/15