戦争の思想史―哲学者は戦うことをどう考えてきたのか

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戦争の思想史―哲学者は戦うことをどう考えてきたのか

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582703702
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

人間の歴史は戦争の歴史でもある。戦争はいかに発展したのか、人はなぜ戦争を選ぶのか、戦争なしに社会の進化は可能か──哲学者の思想から、戦争の原理を考察する。

内容説明

なぜ人類は戦争を止められないのか―。アウグスティヌス、マキャヴェッリ、カント、ヘーゲル、ナポレオン、クラウゼヴィッツ、レーニン、ヒトラー、アレント、ジジェク…人類誕生とともに始まった戦争の歴史を、ウクライナ、パレスチナ紛争に揺れる現在まで、哲学者の思想から明らかにする。

目次

第1章 戦争とは
第2章 古代における戦争
第3章 中世と近世における戦争の思想
第4章 近代の戦争
第5章 現代の戦争
第6章 新しい戦争

著者等紹介

中山元[ナカヤマゲン]
哲学者・翻訳家。哲学サイト「ポリロゴス」主宰。1949年、東京生まれ。東京大学教養学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

70
タイトルからして戦争について哲学的な側面から考察する、という内容を当然予想するが、まず戦闘技術の変遷がアッシリア帝国から説き起こされて、グロティウスに論及する辺りから思想的な話になって、そしてユンガーとかフロイトが出てきておもしろくなるが、マハンとかマッキンダーとか、戦略論や地政学の説明にかなりの紙幅が割かれている。その一方、カイヨワの名前が全く出てこなかったり、なんだか不思議な本だった。2025/04/17

リットン

7
戦争を軸にそれをめぐる思想を、辿っている。歴史を出来事ベースで追うのとは違う角度で面白い。(中世あたりからよくわからなくなっていったが)。有名な哲学者の言うことでも、現代の価値観に照らせばめちゃくちゃなことを言っていたりもするし、その思想の価値は、当時の社会の信念をいかにうまく表現しているかや、いかに大きなパラダイムシフトを起こしたかなど、良し悪しではなく、多角的に評価されるものたのかなとかんじた2025/10/18

林克也

4
アメリカがウクライナにパトリオットを供与し、ニッポンでは7月20日を境に独裁政権が樹立され治安維持法、徴兵制が施行されることがほぼ確定してきた今日、読了。私のようなジジイは死んでいくだけでいいが、まともにな若者が殺されることになることは、まことに申し訳ない。2025/07/15

Go Extreme

2
戦争の定義と目的: 戦争概念 武力衝突 国家利益 文化的アイデンティティ 経済的動機 歴史的背景: 古代戦争 近世戦争 近代戦争 世界大戦 冷戦代理戦争 社会的影響: 戦後復興 家族変化 経済影響 文化発展 戦争文学 戦争の倫理と正当化: 民間人保護 戦争犯罪 国際法 正義の戦争 人道的介入 戦争技術と戦術: 火器発展 軍事組織 無人機戦争 サイバー戦争 軍事戦略 哲学と戦争: クラウゼヴィッツ カント ヘーゲル フロイト マキャヴェッリ 現代戦争形態: 非対称戦争 テロリズム 民族紛争 国際関係 情報戦2025/03/17

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