哲学トレーニングブック―考えることが自由に至るために

個数:
電子版価格
¥2,288
  • 電子版あり

哲学トレーニングブック―考えることが自由に至るために

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月15日 10時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582703627
  • NDC分類 151.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

哲学に「究極の賭博性」を見出し、「私はどうしたって、血で書いたような文章を好む。そして魂の叫びがまったく聞こえない文章はただちに放り出したくなる」と語る著者が、哲学書を読むための実践的トレーニングを示す。

文章を正確に読むことはむずかしい。まして、哲学の文章は、訓練なしに読めるようにはならない。必要なことは、自分で「読書ノート」をとることだ。ではどのようにして? ある実践的かつ模範的なサンプルがここに示される。

青山拓央、アラン、飯盛元章、伊勢田哲治、大庭健、大森荘蔵、岸政彦、田島正樹、丹治信春、千葉雅也、デイヴィドソン、デリダ、永井均、中島義道、ネーゲル、野矢茂樹、古田徹也、ヤスパース……

「本書で取り上げる作品の多くは、価値ある内容を含むにもかかわらず、容易に読みこなせるものではありません。本書は、そうした作品のいわば胡桃の堅い殻を砕いて実を取り出すことを目指して編まれました。」(「あとがき」より)

目次

読むこと・考えること・生きること
本を読む楽しみ
読むことの背景
自由意志の哲学へ
哲学の難しさ
行為・道徳的責任・自由意志を読む
自由のさまざまな語られ方
自由意志の深淵
考えることの哲学
動物の心や物体の心について
読むことと理解すること
哲学のこれから

著者等紹介

山口尚[ヤマグチショウ]
1978年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在は大阪工業大学講師、京都大学講師。専門は、形而上学、心の哲学、宗教哲学、自由意志について(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

12
難解で容易に読み進めることが難しい哲学書について、解説を加えながら読み進めていくためめのヒントを紹介していく内容。とはいえ解説自体もまた難解(笑)後悔と自由意志のところが気になったかな。後悔によって答えのない問いを続けることは人間にとって誠実な行為そのものであるが、後悔という行為は同時に自らが自由であることを認めている??と。2021/05/27

wata

5
哲学とは何だろうか?ヤスパースは哲学の特徴として、科学とは違い全ての人に普遍かつ妥当な結論がないこと、蓄積による進歩発達がないことを挙げた。その本質は「途上性」であり、視点を変えて、人生の「途上性」という本質と軌を一にする。哲学は「人間の目ざめ」とともに始まるという。 著者山口氏はこの視点から哲学を理解したときに、生きている限り哲学は避けられないので、哲学を役立つ・役立たないという次元で語ることは出来ないという。しかし、意識的に哲学するとき、それは自分の人生をデザインするという意味を持ちうると思う。2021/04/03

hakootoko

5
著者のnoteは読んでいたので。本書は、そのnoteの記事をまとめたもの。「山月記」についての文章がよかった。哲学書の書評が主なので、哲学っていまどんな感じ?というときにも。2021/03/30

いかすみ

2
哲学の論文を、哲学者である著者と一緒に読み込んでいくという本。哲学書を読むためのテクニックではなく、純粋に読んでいくという作業が行われる。色々な論文が取り上げられるが、自由意志と因果律というテーマがベースには流れている。一番興味深かったのは、後書きに書いてある次の一節。「他者の哲学的テクストを読む私は、自らの中にその他者を映し出すことによって新たな私になる。[•••]かくして、他者の哲学書を読むことによって、私はよりいっそう私になる」。それは人を孤独にするが、お互いが変化し、そのような仕方で関係するのだ。2024/04/07

平坦

1
こちらに感想上げ直します。456頁もあって最初は(怖…)となりましたが、哲学の素養がない自分でもなんとか読めてしまう、もしくは読ませる魅力のある文章で綴られていて、ノートを取りつつ20日かけて読み終えることができました(タンバリンの思い出で爆笑しました)こちらの本に勇気づけられたのは冒頭で語られている“哲学書を読むのは難しいが、語られようとしている「精神」さえ把握してしまえば、文章のどの箇所を読んでも書き手の意図がわかるようになる”ということです。 たくさんの人に読まれてほしい本でした2023/04/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16601358
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品