現代思想と政治―資本主義・精神分析・哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 621p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582703405
  • NDC分類 133
  • Cコード C0010

出版社内容情報

アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ……「現代思想」と呼ばれた諸思考はいま「政治」とどう切り結びうるか。代表的論者が記す。

内容説明

フーコー、ドゥルーズ、アルチュセール、ラカン…現代思想たちは、政治をどう思考したか?そこで政治は、どのようなものとしてとらえられたか?そのとき思想はどんな意味で現代であるか?政治/哲学/資本主義/闘争/主体/精神分析/政治…拡散しつつ円環を形作る、18人による根底的な論究!!

目次

第1部 政治/哲学(ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学;マキァヴェッリとポスト六八年の政治的“構成”の諸問題;「ルソー問題」から初期マルクスへ―疎外の論理をめぐって;モーリス・ブランショの「政治参加」(一九五八‐一九六八年)
ミシェル・フーコーの内戦論―市民社会戦争と歴史の真理ゲーム
俗物に唾することさえなく―フーコー、シュトラウス、原理主義)
第2部 資本/闘争(六八年のなにが政治思想を促したか;マルクス主義における再生産論的転回;債権債務関係と商品交換―あるいは市場における権力の生成;オペライズモの光芒―トロンティの社会的工場論と“政治”;情勢の下で思考する―アントニオ・ネグリと「六八年の哲学」;流れと捕獲の普遍史のために―三位一体と常駐し脾睨する“一者”)
第3部 主体/精神分析(ヴァルター・ベンヤミン、暴力‐力と歴史哲学;分裂分析と新たな主体性の生産―ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』を読む;矛盾は失効したのか―思考の政治的時効;六八年のプシポリティーク―フランス精神分析運動の一場面についての史的考察;ラカンの六八年五月―精神分析の「政治の季節」)

著者等紹介

市田良彦[イチダヨシヒコ]
1957年、西宮市生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専攻、フランス現代思想

王寺賢太[オウジケンタ]
1970年、ドイツ生まれ。パリ西大学博士(文学)。現在、京都大学人文科学研究所准教授。専攻、社会思想史/フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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市田の序文、王寺のルフォール ・アルチュセール・ネグリのマキャベリ論の比較、佐藤淳二の「ポスト・デカルト的地平」つまり近代哲学における認識論と存在論の系譜の間に疎外論を位置づけようとする、それ故初期マルクスをむしろホッブズとルソーの流れで考えようとする試み(発想は完全に正しいと思うが成功しているとは言い難い)、沖公祐のマルクス主義における二重の再生産論的転回を扱った論文、が個人的には面白かった2024/02/27

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