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21世紀の宗教研究―脳科学・進化生物学と宗教学の接点

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582703306
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0014

出版社内容情報

「人はなぜ神や仏を信じるのか」という根源的な問いに、最新の脳科学はどのような答えを提示するのか。最先端分野の意欲的な研究。

内容説明

サイエンスで宗教はどこまで理解できるのか。進化生物学、比較神話学、脳神経科学の成果を用いて「信じる心」の起源に迫る、最新の宗教研究。

目次

宗教研究の新しいフォーメーション(誤解された進化論;進化論を脅威に感じる宗教とそうでない宗教 ほか)
神話の「出アフリカ」―比較神話学が探る神話のはじまり(言語以前の神話;神話学の新しい課題 ほか)
進化生物学から見た宗教的概念の心的基盤(宗教の機能は何か?;世界の成り立ちの説明について ほか)
脳神経科学と宗教研究ネットワークの行方(近代以降の思想状況とキリスト教研究;「脳・心・宗教」問題圏―脳科学と宗教 ほか)

著者等紹介

井上順孝[イノウエノブタカ] [Witzel,Michael]
國學院大學教授。宗教社会学。1948年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(宗教学)

ヴィツェル,マイケル[ヴィツェル,マイケル]
ハーバード大学教授。比較神話学。1943年生まれ。ドイツ・チュービンゲン大学、ニュルンベルク大学でインド学を学ぶ。Ph.D.

長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
総合研究大学院大学教授。進化生物学。1952年生まれ。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士

芦名定道[アシナサダミチ]
京都大学教授。キリスト教思想研究。1956年生まれ。京都大学理学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林克也

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脳科学、進化生物学からヒトの宗教“心”が解明できるようになった世界で、ヒト(人類)は生きていくことができるのだろうか。それとも、人工知能に指図されての“信仰”を、抗うことなく受け入れなければ“生きる価値がない”とされてしまう世の中になるのが先だろうか。どちらにしても、実際にそういう世界になると困るのは一般の人ではなくて“教祖”たちであり、“宗教”を運営している団体であり、なのだろうな。2016/07/04

あおたかお

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宗教には多面的な取り組み方があり、今後の研究は様々なアプローチがある、てことをまとめてある本という感じ。研究者向けかな。 個人的には個々の宗教を掘り下げることにはあまり関心がないので、こういう多面的に捉えた「宗教とは何か」ってことを考察した本他にないかな。研究者にとっての前提ありきの本だったので理解は今一つ、だったが次への興味はでた本だった。2021/10/26

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