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出版社内容情報
東北の被災地をはじめ、人々の苦悩に寄り添ってきた宗教者たち。インターネットなど現代社会にマッチしたメディアを駆使し、「祈り」を生かす若き宗教者たちの活動を特集する。
目次
特集 宗教者ニューウェーブ―今と向き合う宗教者たち
座談会 大人気ネットラジオ番組「8時だヨ!神さま仏さま」
カラーグラビア 伊勢神宮第六十二回式年遷宮へ向けて
インタビュー 岡野弘彦―伊勢神宮の遷御での、ありがたく不思議な体験
テーマ
レポート
人物評伝 新島襄―キリスト教精神で日本を救う
座談会 「オウム真理教事件」を大学生にどう伝えるか
2012年データ集
著者等紹介
渡邊直樹[ワタナベナオキ]
編集者、大正大学表現学部教授。東京大学文学部宗教学科卒業後、平凡社で「太陽」を編集。その後、「SPA!」(扶桑社)、「週刊アスキー」(アスキー)などを創刊、編集長を務める。Webコンテンツの制作を手がけた後に「婦人公論」(中央公論新社)、「をちこち」(国際交流基金)編集長なども歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウンテンゴリラ
2
私自身、宗教というものに多少の興味を抱いてきたが、私的興味として、伝統的なものの中に、特に思想面での救いのようなものを求めるといった姿勢に偏りすぎ、宗教の現代的意義、社会的意義についての意識が欠けていたということを本書によって感じさせられた。宗教間、宗派間での融和や協働の動きが特に東日本大震災以降活発になってきていることに、混沌とした時代のひとつの希望のようにも感じられた。本書で紹介されているラジオ番組も一度聴いてみたが、宗教のイメージを覆すような明るさと、融和的な雰囲気がとてもよかった。2013/10/06
Takahito Katou
1
誰かを待ち、誰かが来たら圧倒的な情報量で弄び、使い捨てる社会。何を変えれば良いか、みんな分かっているが、宗教の力でははるかに及ばない。ため息をするための本。2013/09/15
haze
1
若松英輔氏のレポートが秀逸でした。誰も経験したことのないことであり、誰もが経験しなければならない「死」について、または、「死者」について、とても深い考察をされています。今、私たちが一番向き合わなければならないことなのだと思います。2013/06/14