ヨーロッパ市民とは誰か―境界・国家・民衆

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 455p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582702729
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

主題は統合ヨーロッパにおける市民権。「移民」という具体的問題の検討から、国家主権の本質、国境の必然性などを原理的に問う。

内容説明

市民権とは何か、民衆の主権とは何か、民主主義とは何か―実践的テーマを通して理論的問題を考察し、理論的問題の考察から実践的テーマを考える、バリバール特有のスタイルに貫徹されたアクチュアルな十二章。

目次

ヨーロッパの諸境界で
第1部 国家共同体主義の危機(国家人―国家形態についての人類学的素描;アイデンティティ/規範性;市民の権利かアパルトヘイトか;共同体なき市民権?)
第2部 境界の暴力、境界なき暴力(共産主義の後のヨーロッパ;世界の諸境界、政治の諸境界;暴力とグローバリゼーション―開明性の政治は可能か;未完の市民権に向けて)
第3部 ヨーロッパにおける民衆の力と市民権の未来(「ヨーロッパに国家は一つもない(Es gibt keinen Staat in Europa)」
市民のヨーロッパ
主権論序説
困難なヨーロッパ―民主主義の建築現場)

著者等紹介

バリバール,エティエンヌ[バリバール,エティエンヌ][Balibar,´Etienne]
1942年4月23日、ブルゴーニュ地方ヨンヌ県アヴァロン市(フランス)生まれ。1960年、高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール、ユルム街)入学。1963年、ソルボンヌ大学においてジョルジュ・カンギレームの指導のもと高等教育修了証書(D.E.S.)取得。1964年、アグレガシオン(哲学)取得。1965年から2年間「海外協力志願者」としてアルジェ大学(アルジェリア)助手、その後、高校教員、パリ第1大学助手、助教授を経て、1994年、パリ第10大学ナンテール校教授(政治および道徳哲学、2002年からは名誉教授)。2000年からはカリフォルニア大学アーヴァイン校教授

松葉祥一[マツバショウイチ]
1955年大阪府生まれ。神戸市看護大学教授。同志社大学大学院博士課程単位取得退学、パリ第8大学大学院博士課程単位取得退学

亀井大輔[カメイダイスケ]
1973年静岡県生まれ。立命館大学非常勤講師。立命館大学大学院博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品