出版社内容情報
植物ファンを魅了し、世界の植物研究をリードする英国王立キュー植物園の初の公式ガイドブック。百花繚乱な植物の写真と、美しい植物画でキューの全貌に迫る。解説=荒俣宏
内容説明
260年の歴史を誇る植物の殿堂・英国キュー王立植物園。広大な庭園と温室、歴史ある建築、貴重な植物画コレクションで案内する決定版ガイドブック。
目次
時代の「勢い」を伝える(文=荒俣宏)
英国キュー王立植物園の四季
英国キュー王立植物園とは
キューガーデン園内マップ
植物園の歴史を物語る多彩な温室や建築物
温室で見られるさまざまな植物たち
広大な樹木園内で見られる多様な樹木たち
東日本大震災と英国キュー王立植物園―日本とイギリスをつないだ植物たち(文=喜多功彦)
英国キュー王立植物園の歴史―3人の王妃が礎を築いた世界一の植物園(文=荒俣宏)
研究機関としての英国キュー王立植物園の取り組みと意義(文=山中麻須美)
英国キュー王立植物園所蔵の“日本コレクション”(文=山中麻須美)
英国キュー王立植物園の植物画作品集
奇跡の一本松(文=山中麻須美)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
49
憧れのキュー・ガーデン 後半、植物画2023/07/31
ロア
15
雪の降り積もる冬の植物園も良いですね(*´ㅈ`*)♡2019/05/11
クラムボン
12
世界最大の植物園は世界遺産であるとともに、植物学の研究機関としても世界をリードする立場にあるそうだ。1000人のスタッフの内300人が科学者…日本の植物園のイメージとはだいぶ異なる。キュー初の日本人公認植物画家である山中麻須美が主に文を書いているので、膨大な植物画のコレクションの紹介が全体の半分を占めている。そして荒俣宏が持ち前の博物学的な視点からキュー王立植物園の歴史を紹介する。僅か130頁ほどの本なので、とても全ては紹介出来ないだろう。しかし凄い植物園なのだろうと言うことは容易に想像できる。2023/02/26
Susumu Kobayashi
9
イギリスのロンドンにあるキュー王立植物園に関するガイドブック。熱帯地方に行かなければお目にかかれない珍しい植物や絶滅に瀕して種から育てられた植物などまで植物好きには堪えられない魅力を持つ。日本との関係についても言及されている。あのオオオニバスの葉の裏ってこうなっていたのかと驚く(葉の裏まで見た人は少ないでしょ)。それだけでも本書を手に取った価値はあった。ロンドンに行った時に訪れなかったのが悔やまれる。いずれ訪れて、オランジェリーでカフェを楽しみたい。2019/06/13
帽子を編みます
7
気分転換に素敵な本を。写真がたくさんで、(物理的に)軽くて読みやすかったです。やはりガラスの温室にあこがれます。後半の、植物画はすごいコレクションです。あの本やこの本で読んだ植物収集への激しい情熱を思い出します。アイデアのタネになりそうな本です。よい息抜きになりました。2020/04/07