内容説明
12~13世紀、日本中を席捲した運慶ブームの中心は鎌倉だった!鎌倉を「時代」「幕府」「都市」というキーワードで読み解けば、運慶と鎌倉仏像の深い関係が浮かんでくる。
目次
運慶仏と霊験(願成就院;浄楽寺 ほか)
新興都市鎌倉で流行した霊験仏信仰(高徳院;善光寺阿弥陀信仰 ほか)
鎌倉びとの地蔵信仰(建長寺;覚園寺 ほか)
鎌倉で高まった運慶伝説(光触寺;瀬戸神社 ほか)
著者等紹介
瀬谷貴之[セヤタカユキ]
神奈川県立金沢文庫主任学芸員。専門は日本彫刻史。1971年水戸市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位修得退学。日本学術振興会特別研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Book Lover Mr.Garakuta
11
図書館本:宗教の事は良く判らんが、仏の世界を知る事が出来てよかった。2021/02/27
定年(還暦)の雨巫女。
8
《私-図書館》運慶の作品と鎌倉時代の仏像ガイドブック。やはり、運慶の作品は、リアルで衣のドレープや、身体の筋肉等、見事。奈良や京都の仏像から、いいとこ取りの仏像ばかりである。2017/04/02
K
1
先日奈良に行って興福寺北円堂や円成寺を訪れ、運慶仏に少しお会いしてきたので、その復習もこめて。鎌倉のお寺と京都の関係を知れて良かった。願成就院行きたいなぁ…2018/11/22