内容説明
1950年代、世界を席倦した北欧デザインは、この男の存在なくして語れない。「世界で最も美しい肘掛けを持つ椅子」と讃えられるNo.45をはじめ、もはや伝説となったニールス・ヴォッダー工房製の椅子の数々。さらに家具類、日用品、インテリアデザインに至るまで余すところなく作品を網羅。すべてのファニチャーデザインファンに贈る待望の決定版。
目次
一九五八年十二月のこと―私の回想
デンマークデザインとフィン・ユール
フィン・ユール家具デザインの魅力
フィン・ユールの仕事
フィン・ユールとは何者か
豊かな暮らし フィン・ユール邸
フィン・ユールとインテリアデザイン
同時代のライバルたち
一九九〇年、ふたつの追悼展
著者等紹介
織田憲嗣[オダノリツグ]
1946年高知県生まれ。東海大学芸術工学部教授。椅子研究家。百貨店宣伝部勤務などを経て現職。広告に関する二六の賞のほか、九八年にはデンマーク家具賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuji Hamano
3
これが、オリジナルだ!と思い手に取った本。いつもそれっぽい模造品をみることがおおいのでしっかりと勉強しておこうと思ってしまった。知識を詰め込んでいつか座れる日を夢見てまつことにしようw2015/06/02
SK
2
267*北欧家具って、ワクワクするよね(*´ω`)フィン・ユール展を観たので、参考に読んでみた。作品カタログ的であり、ご自宅訪問記もあり。2019/10/19
takao
0
以外に直線形だな。技術的制約かな。2017/02/08
かやの
0
デザイン・チェアーはいろいろあれど、唯一いつか自分で買いたいと思っているのが、フィン・ユールのイージー・チェアNo.45だ。どんな家に住んでいようが違和感なく使えそうで、座り心地も申し分ない。何より曲木のアームレストの心地良さといったら。いつか自分の家の中で、お行儀悪く横座りして膝をかけ、読書なんてしてみたい。ジェネリック・ファニチャーでもいいから、いつか叶えたい私の夢の1つ。2016/07/20
TAKAMI
0
彼のデザインした(ほとんどすべてと言ってもいい?)たくさんの家具が美しくビジュアルで紹介されているが、単なるブラウジングのための本ではなく、彼の思想についてとても濃密に触れられている。北欧デザインについて広くざっくり触れようと思って読む本ではなかった笑。彼を歴史の文脈でなんとなく捉えることができるようになってから、また、読み直すことになると思う。美しい本でした。2013/01/27
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