内容説明
「いい仕事!」の中島誠之助コレクション。父のコレクションを、娘・由美(古陶磁研究家)がご案内。幼い頃から古伊万里に親しんできた著者が、その美しさ、見所などをやさしく解説。伊万里のある暮らしを紹介します。
目次
伊万里の唐草をたどる
伊万里文様譜(花文―暮らしを彩る桜や紅葉;松竹梅文―親しく寄り添う植物の輪;動物文―愛嬌ある瑞獣たち;鷺文―美しく、ときに淋しげに ほか)
伊万里のある暮らし―伊万里は私の兄弟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
41
ガラスの向こう側に 鎮座する 美術品は 寂しい。 人の暮らしの中に有り 料理の器として 手に触れ 食材と美を競い 艶をます雑器としての役割を担う伊万里は 色っぽい。白い肌に 藍の文様、唐草は、本性に寄り添ってくる可愛げを感じます。筆者の父上は 鑑定団で馴染みの誠之助さん。唐草にひかれて手にした一書、高所大所から高慢な蘊蓄が語られるのは勘弁してほしいな・・ と少し心配しましたが、案ずるよりも親しみやすく、気取りのない文章で期待以上の出会いでした。「伊万里」「唐草」入門編といして 良い選択ができました。 2014/08/22
misui
0
伊万里焼に見られる文様の紹介。初期の唐草から江戸末期に流行した蛸唐草へと量産のために図案化していくのがわかる。祥瑞(しょんずい)、八仙、漢詩など、中国からの影響が色濃いものも。他、窓絵や、鍋島にあるような文様を片側に寄せたり周辺に帯状に寄せて余白を大きく取るデザインにも注目したい。2015/10/29
Noburin
0
Feb.11/20132013/02/11
takao
0
ふむ2019/07/07