出版社内容情報
近代スポーツの母国イギリス、そしてヨーロッパ全域の球技の歴史とプレースタイルを詳説し、「スポーツを楽しむこと」の淵源に迫る。
内容説明
スポーツのなかでも中心的位置を占める球技=ボールスポーツ。近代スポーツ発祥の地イギリス、そしてヨーロッパ全域にわたって、その誕生と発展の歴史をたどり、わかりやすく解説。サッカー、ラグビー、テニスなど人気競技からマイナースポーツの紹介まで、「球技に見るスポーツの魅力」を存分に語る。
目次
第1部 グローバル・スポーツの誕生(サッカーとラグビー;歴史的和解?;「ボールはやさしく打ちなさい」)
第2部 人はなぜスポーツをするのか(イングランド;バスク地方(スペイン北東部及びフランス南西部)
オランダ・フリーズラント州
ベルギーと北フランス
アイルランド
連合王国としての英国)
第3部 ヨーロッパ球戯考(二つの系図;ハンドボール考;フットボール考;打球戯考;新たな系図)
第4部 近代化の歴史的特質とは何か(ヨーロッパ球戯史の謎;スポーツの近代化と英国)
著者等紹介
松井良明[マツイヨシアキ]
1964年生まれ。奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。体育科学博士(日本体育大学大学院)。現在、奈良工業高等専門学校教授(2010年~)。専攻、スポーツ史・スポーツ文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
3
サッカーとラグビーのルールによる分岐。英国のクリケットを米国人が漸進的に変化させて形作ったベースボール。男女が一緒にできるゆるい遊びが発祥のテニス。最初は農村で流行ったクリケット。。。。妄想ですが、、、日本がヨーロッパの中にもしあったとして、、あるいは産業革命が東アジアで起こったとしたら、、、百人一首や、ビー玉遊び、鬼ごっこ、ばらあて、缶蹴り、名前よびん(関西だけ)などはグローバルスポーツになっていたのかも、、、、2015/09/20
takao
2
ふむ2022/07/29
kenitirokikuti
1
ガレノス『小球運動』によると、ハルパストゥムという遊びがあった。円陣を組んで球をパスし合い、中にインタネセプターが立つ。しかし、立人または騎馬人が棒を持って球を打つ遊びはギリシャやペルシアにも記録がある。2016/06/03