出版社内容情報
世界的に著名なプロダクトデザイナー・深澤直人。 2021年に、自らが設計を主導した自宅兼アトリエでの生活から感じたこと、建てるうえで考えたことを綴ったエッセイ。
内容説明
ウォッチからはじめて結局家までデザインすることになった。このアトリエには私の全てのデザインが使われている。
目次
アトリエが欲しかった
子どものときに描いた家の絵
デザイナーだから自分の家を自分でデザインする
自分でデザインしたものだけに囲まれて暮らすということ
借景
創発
思っていると土地は見つかる
グランドレベル(GL)を目線にあわせる
窓のかたちにこだわった
窓のだき
窓からもれる灯り
入り口の前の桜
みんなが周りに住めばいいと思った
アンビエンス
キッチンにみんなが自然と集まる
一緒にデザインする人との疎通
常に原寸で考える
建築は中毒になる
厳しい条件や規則のパズルを解くのが好き
本物の素材しか使わない〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
etsu
1
美しく、機能的。素敵なアトリエ。考え抜かれた細部がすばらしい。実際に見てみたい。2025/05/05
takao
1
ふむ2024/09/24
あきこ
0
デザイナーである深澤氏の建てた自宅兼アトリエの話。きれいな写真と短い文章。そのバランスがいい。自宅兼アトリエという建物だが、気を抜いているところがない。ここにこだわるのか、という細かなデザインにもそのポリシーを注ぎ込む。外観の美しさ、カーテンのかけ方、壁とドアの感じ、照明ももちろん。入幅木の隙間には恐れ入った。私の唯一の引っ掛かり、庇のないこの住宅、住み心地や経年変化も興味深い。2024/02/03
Qfwfq
0
★52023/09/14