出版社内容情報
「紙の住宅」や震災支援で知られる建築家、坂茂が、自作品のコンセプトを解説する実践的建築論集。写真・スケッチ多数。
坂 茂[バン シゲル]
著・文・その他
内容説明
行動する建築家坂茂の30年の軌跡。ただの建築論ではない、建築家の生き方論。
目次
1 1986‐1995(紙の建築―弱い材料を弱いなりに活かす構造と形態へ;ヴィラTCG(1986) ほか)
2 1995‐2000(紙の教会神戸(1995)
紙のログハウス神戸(1995) ほか)
3 2000‐2006(ハノーバー国際博覧会2000日本館(2000)
ジーシー大阪営業所(2000) ほか)
4 2006‐2013(ノマディック美術館東京(2007)
アルテック・パビリオン(2007) ほか)
5 2013‐(モニュメントとしての災害支援―紙の大聖堂(2013)
京都造形芸術大学災害支援センター(2013) ほか)
著者等紹介
坂茂[バンシゲル]
1957年東京生まれ。84年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。82‐83年、磯崎新アトリエに勤務。85年、坂茂建築設計を設立。95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)設立。主な作品に、「ニコラス・G・ハイエック・センター」、「ポンピドー・センター‐メス」、「大分県立美術館」などがある。これまでに、フランス建築アカデミーゴールドメダル(2004)、アーノルド・W・ブルーナー記念賞建築部門世界建築賞(2005)、日本建築学会賞作品部門(2009)、ミュンヘン工科大学名誉博士号(2009)、フランス国家功労勲章オフィシエ(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2015)など数々の賞を受賞。2001年から2008年まで、慶應義塾大学環境情報学部教授。ハーバード大学GSD客員教授、コーネル大学客員教授(2010)を務め2011年10月より京都造形芸術大学教授、2015年9月より慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授に着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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