出版社内容情報
ル・コルビュジエの弟子として日本にモダニズム建築を浸透させ、有形学、不連続統一体など独自の文明論を提唱しつつ、登山家・探検家としても活躍した建築家が見つめた未来。
内容説明
近道は、美しい姿がどれかを見つけることだ―モダニズム思想を広めた建築家が見つめた現在と未来。
目次
三つの建築家像
コンクリート壁の表情
木造住宅の現代性?
都市住居論
環境工学とは何か
硬い殻軟かい殻
木の文化
自然、何を自然というのか
ファサードについての断章
地表は果して球面だろうか
不連続統一体の提案
有形学へ
あそびのすすめ
好きなものはやらずにいられない―生きるか死ぬか生命力を懸けて
人生は賭けの連続
私の住宅論
『ある学校』
著者等紹介
吉阪隆正[ヨシザカタカマサ]
1917~80。建築家。1917(大正6)年2月13日、東京市小石川区(現文京区)に、父俊蔵(官僚)、母花子の長男として誕生。父母とも先祖は学者の家系で知られる箕作家。20年、国際労働機関設立のため父が赴任したスイス・ジュネーヴへ。23年帰国し、暁星小学校に入学。大久保百人町(現新宿区百人町)に居住、日本では生涯その地に住む。29年、再度ジュネーヴへ。思考と環境の多様性を尊ぶ思想の基礎は海外生活で培われた。33年帰国。早稲田高等学院を経て早稲田大学建築学科卒。大学の師は考現学者の今和次郎。47年、30歳で母校の助教授に(59年に教授、69年に理工学部長)。50年、フランス政府給費留学生として渡仏、ル・コルビュジエのアトリエで働く。帰国後建築家としての活動を本格化、56年竣工のヴェネチア・ビエンナーレ日本館は、戦後日本のモダニズム建築の出発点と言われ、芸術選奨を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぼっせぃー
十文字
55くまごろう
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