内容説明
1頭の巨大な「大マッコウ」をめぐって博物館ができるまでの物語と、平易に説かれたクジラの生物学。本邦初のまるごと1冊マッコウクジラ本。
目次
第1章 「大マッコウ」との出会い
第2章 博物館づくり
第3章 マッコウクジラの形態と進化
第4章 マッコウクジラの生活史
第5章 分布と回遊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいご
20
マッコウクジラの情報がも〜満載!多分、マッコウクジラの生態なんて知らなくても生きていけるんだろうけど、不思議と知るだけでも海の見え方が変わる様な気がした一冊です★読了後、この本の執筆のキッカケとなった岩手県山田町の「鯨と海の科学館」がどんな所なのかを調べてみたんだけど、海沿いに建てられてたから震災時に津波にのまれたのね。今は通常通り運営されているけど、科学館を作った方々も立て直した方々も素晴らしいな〜と思いました。クジラは人を繋ぐ事もしてくれるんだね〜。「鯨と海の科学館」一度は足を運んでみたいな〜。2021/03/11
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2
前半の、巨大マッコウクジラを標本化するために、地域の子供たちまで巻き込んでイベント化するくだりが臨場感があって愉しい。鯨およびマッコウクジラの駒かい生態についての記述は、ものすごく詳しいのに読みやすかった。山田町の博物館へ、いつか行けたらいいな。2024/04/05