内容説明
プロテスタントの勇士でもあった16世紀フランスの詩人ドービニェが、最晩年に生涯をふりかえり、若き日の恋の思い出、新旧両教徒の凄惨な抗争、世の偽善と不正などを赤裸々につづる。近代初頭の転形期を駆け抜けた、ひとつの魂の記録。
目次
ドービニェの幼年時代
青年時代
初陣
ディアーヌ・サルヴィアティ
フェルヴァック隊長の憎しみ―アンリ・ド・ナヴァールの脱出
戦闘とドービニェの失寵
ナヴァール王との和解―アルバニア騎兵
ドービニェの結婚
セギュールとの不和―オレロン島の総督
クートラ
アンリ4世の即位
アンリ4世へのプロテスタントの反抗―両教会の和解
アンリ4世の死
摂政政治下の混乱
摂政政治
スイスにおけるドービニェ
ジュネーヴ市での反ドービニェの陰謀
コンスタン・ドービニェの裏切り
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 寄るべなき人々