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内容説明
美に生きた力強き女の群像。ロセッティ、モリスらラファエル前派の芸術家と、モデル・妻・愛人として深く関わった「脅威の美女」たち。その生身の姿を描き、19世紀イギリスの社会構造と女性観を鋭く見透した画期的評伝。
目次
第1部 青春
第2部 結婚
第3部 成熟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松本直哉
31
有名な人々の記憶よりも無名な人々の記憶に敬意を払う方が難しく、歴史の構築は無名者たちの記憶に捧げられる、というベンヤミンの言葉を思い出す。表舞台で饒舌に語り活躍した男たちに隠れて、ヴィクトリア朝の性と階級をめぐる倫理規範に縛られ、沈黙と忍従を強いられつつ、時に支えあい、時に反目しながらも、それぞれのやり方で自らを主張した女性たちの群像。ジェイン・モリス、エリザベス・シダル、ジョージアナ・バーンジョーンズ、ファニー・コーンフォースらの Sisterhood の描写が、ラファエル前派のイメージを書き換える。2024/02/24
あやか
2
ラファエル前派の男性画家たちの背後に埋もれてきた女性たちの生き様を記した本。小説を読んでいるようだった。2022/04/05
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