中世から近世へ<br> 前田利家・利長 - 創られた「加賀百万石」伝説

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中世から近世へ
前田利家・利長 - 創られた「加賀百万石」伝説

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582477450
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

遺言状にまつわる利家伝説の数々、一向一揆との本当の関係、利家・利長親子による特殊な二重支配などを探ることで、前田家の実像を解明しつつ、加賀百万石誕生の秘密に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

18
一読して「とんでも無い本が出てしまったものだ」と慨歎してしまった。それくらい強い衝撃を受けた一冊である。織豊期から江戸初期に掛けての大名家の研究といえば家譜等二次史料による所が大きいわけであるが、当然、それらは「主家の顕彰、主従関係の再確認」というものを重視しており、それに不都合な史料は排除されていた…。当たり前といえば当たり前だが、現代の歴史学徒はそれを無批判に受け入れていたわけである。この方向で研究が進めば、関ヶ原前後の日本の政治史自体、大きく相貌が変わることになる。この本を出した著者も書肆も凄い。2019/05/01

umeko

14
歴史上かなりの有名人である利家・利長親子のこれまでの研究成果に、これほどの問題点が提起されようとは驚きだった。面白いっ!要再読。2019/06/03

アメヲトコ

11
加賀百万石というと常にイメージされる前田利家・利長父子。この二人の実像については時代の制約上現存する史料から考えていくほかはないのですが、ではその「残されている」ということ自体にある種の作為が働いていたとしたら――というのが著者の問題意識です。これまで深く検討されずに通説化していた加賀藩創業伝説の虚像を剥いでいく叙述には史料批判の面白さに溢れています。2019/09/07

MUNEKAZ

9
秀吉への臣従から関ケ原合戦までの利家・利長親子について、一次史料に基づいて後世の粉飾や偽作を検証した一冊。昨今の話ではないが残された公文書というものには、選んだ側の恣意性が反映されるし、まして藩祖の顕彰や幕藩体制下での生き残り、はたまた現代の「加賀百万石」ブランドが絡むとあって、なかなか通説を見直すのも大変なのであろう。「利家の遺言」「加賀征伐」といった関ケ原前の重要イベントが後世の偽作であると否定されていく様は、なかなか迫力のあるところである。2019/04/18

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

5
利家・利長について今まで詳しく知らなかったのでとても面白く読めました。やっぱり敵の敵は縁戚ですな。2019/08/10

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