出版社内容情報
ポルノグラフィの概念は西洋近代に発する歴史的構築物である。その歴史をポルノ民主化と表裏をなす規制検閲史から辿る名著。
内容説明
「何を」ではなく、「誰に」見せてはいけないのか?ポルノグラフィーを政治文化のひとつとして捉え、その思考構造の歴史をはじめて浮彫にした画期的な文学・思想・歴史研究。
目次
第1章 起源
第2章 プレ‐ポルノグラフィー時代
第3章 “若い人”の冒険
第4章 言葉をめぐる裁判
第5章 アメリカ的猥褻
第6章 善意の人々
第7章 ハード・アット・ザ・コア
第8章 ポスト‐ポルノグラフィー時代
著者等紹介
ケンドリック,ウォルター[ケンドリック,ウォルター][Kendrick,Walter]
1947‐98年。批評家、ニューヨーク・フォーダム大学教授。専門はヴィクトリア朝英文学
大浦康介[オオウラヤススケ]
1951年、長崎県生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専門は文学・表象理論
河田学[カワダマナブ]
1971年、東京都生まれ。京都精華大学非常勤講師。専門は文学理論、記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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