内容説明
ルネサンスも「女の時代」だった。宗教改革のはざまで、恋に、詩作に、信仰に、政治に生きた女性たちのあざやかな生の軌跡。
目次
1 時代の潮流
2 フェッラーラの女
2 ローマの女
4 ローマの劫掠までのヴィットリア・コロンナの人生
5 ヴィットリア、ジュリア、トゥリア―(1527―38)
6 ヴィットリア・コロンナとミケランジェロ
7 女性と異端審問
8 折れたリュート
9 フランスの女性たち
10 苦難のなかの女性君主たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーディット
2
歴史家ではなく女性ジャーナリストが書いたことが一目瞭然の本。その良さも悪さも両方あるが良さに軍配!たまに文章に分かりにくい点があるのと文語に通じていないと苦しい詩の訳はあるが、全体的には熱烈で一気に読める一般書。と書いてから反省。ルネサンス〜フランス革命、宗教改革、エリザベス女王の統治、カール五世時代のスペインなどの知識が皆無な人には簡単ではない。大体の西洋史の知識がある人には非常に読みやすくルネサンスに活躍した有名な女性たちの実情に迫る部分はぜひお勧め。続きは以下でhttp://tutto-italia2014/04/29