松波勘十郎捜索〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 498p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582468120
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

次々に発見される史料により、しだいに明らかになる松波の事蹟、複数の藩財政改革請負人たち。林史学の真骨頂、待望の単行本化。

内容説明

ついにつきとめられた松波の出自。俳人として有名な鬼貫はじめ、松波類似のものたちの存在。藩の機構を変更させて組んだ改革委員会を指揮し、松波がうちだすいくつもの改革手法。つぎつぎ明らかになる松波の事績を積み重ね、いよいよ水戸藩政改革の中軸、運河開削事業にメスが入れられる。先行研究を紹介・検証しつつ、事業の技術的・経済的・社会的条件を探り、事業の全貌に迫るとき、捜索はさらに多方向に坑道を掘り進む。

著者等紹介

林基[ハヤシモトイ]
1914年、東京生まれ。1940年、慶応義塾大学文学部国史学科卒業。元専修大学文学部教授。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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