出版社内容情報
日本のあの戦争において庶民は指導者層に操られただけなのだろうか。未だ曖昧なままの民衆の内なる軍国主義を問い直した評論。
内容説明
気分が戦争に突っ走るとき。昭和史の本当に怖ろしい問題。あの昭和の戦争において、民衆は、指導者層や軍部に操られ踊らされただけだったのだろうか。「軍国主義」を支えた庶民の心のありようを問い直す、渾身の書き下ろし。
目次
1 私はどうして軍国少年になったか?
2 軍国主義とはどういう主義か?
3 忠ならんとすれば孝ならず
4 爆弾三勇士の神話
5 捕虜になったらどうしよう?
6 アメリカ人にわれわれはどう見えたか?
7 “東条さん”の演説を聞いた
8 気分は「忠臣蔵」
9 大東亜共栄圏のまぼろし
著者等紹介
佐藤忠男[サトウタダオ]
1930年、新潟県生まれ。国鉄職員、電電公社員を経て、57年以降『映画評論』『思想の科学』の編集長。62年に映画評論家として独立する。以後、平明かつ説得力のある文章で、映画をはじめ、大衆文化、教育などにわたる幅広い評論活動を展開している。とくにアジア、アフリカ、中東の国々との映画による交流活動は大きな業績を上げている。現在、日本映画学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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