出版社内容情報
人類にとって、シベリアとはどんな場所なのか?
人類史・民族文化・現代世界の3つの視点から展望し、
ソ連崩壊以降の文献や現地調査を踏まえて総合的に「シベリア」を捉える。
【目次】
内容説明
新たなシベリア史研究の基本書、誕生!!独自の文化と歴史を持つ世界の一地域という視点から、ロシアの一部でも日本人のシベリア抑留といった過酷なイメージでもない、先住民によるシベリアを知る。
目次
序 先住民の視点からの〈シベリア〉
第1部 人類史におけるフロンティア(極地への移動と適応;古代文化と国家との遭遇;民族・言語の分布と歴史)
第2部 寒さに応答する民族社会(不平等な狩猟採集社会;狩猟と牧畜;宗教と世界観)
第3部 人新世時代の困難と希望(植民地化と近代化;エスニシティと先住民運動;グローバル化と気候変動)
結 ロシア・ウクライナ戦争とシベリア
著者等紹介
高倉浩樹[タカクラヒロキ]
1968年福島県出身。東北大学東北アジア研究センター教授。上智大学文学部卒業、東京都立大学にて博士(社会人類学)号取得。専門は社会人類学、シベリア民族誌。第27回大同生命地域研究奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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