内容説明
柳田国男や寺田寅彦、スウェン・ヘディン等地理学界に良質の刺激を与えた人々のスケッチと、豊かな感受性と鋭い観察力が生みだした紀行文、あるいは地名考など研究を離れた楽しさの漂う小文集。
目次
山崎博士と日本の地理学
日本地理学の建設者
東西両京の地理学者山崎直方と小川琢治
寺田先生と地理学
スウェン・ヘディンの講演と豆南諸島学術旅行
辻村伊助の回想
柳田国男先生の思い出
小島烏水氏と日本アルプスの氷河地形
三沢勝衛さんの追想
地理学者と旅行記―安倍能成氏「ギリシヤとスカンディナ〓ヤ」を読んで
渡欧日誌(抄)
陸中海岸巡航日誌
箱根湯本の晩春
車窓の日本アルプス
信濃の初秋
立山再遊
黒部川と十字峡
神鍋山と猫崎
五島と九十九島
夕暮の山
地名と発音
地名の分布に関する私見
地図雑感
地図と空中写真
地形図の立体感



